転生幼女と宰相パパは最強コンビ
 カルロスを子供達に会わせてはいけない。少なくとも、子供達がもう少し落ち着き、知らない大人と話をしても問題にならない程度になるまでは。
 今のカルロスを見たら、子供達が怯えてしまうこと間違いなしである。

「きけんじんぶちゅ!」
「うん、落ち着いてからにしようか」

 アークスのカルロスを見る目も厳しい。

「陛下! 私は落ち着いてま――待って! 宰相閣下、待ってください! ここから追い出すのはやめてください――!」

 イヴェリオが、素早く騎士を呼ぶ。

「しばらく、魔術研究所から出さないようにしてくれ」
「そんな! 私は、あの子達から話を聞きたいだけ――!」
「許可は出せないな」

 イヴェリオの合図で、騎士達の手により、カルロスは部屋から連れ出された。

(カルロスさん、前からあんな人だったっけ?)

「限度は! 心得ていますから! お願いしますよー!」

 扉の向こう側から、大きな声が聞こえてくる。
 カルロスは、王立魔術研究所で、魔術師達に厳重に監視してもらうことになる。

「リリカに興味を持ったからだろうな」
「あたちのしぇい?」

 イヴェリオの言葉にびっくりした。
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