転生幼女と宰相パパは最強コンビ
 残念ながら、ジュースはあまり飲まないようにと言われていて、食後にはホットミルクをお願いすることが多い。

「今日は、王宮に出仕するのではなく、屋敷で陛下をお迎えする。マーサ、頼んだ」
「かしこまりました」

 いつものようにホットミルクを飲み終えてから、国王を迎える支度を始める。
 と言いつつ、毎日王宮に赴いているので、いつもとたいして変わらない。
 今日は、マーサが選んだピンクのドレス。襟と袖口は、ドレス本体よりも少し色の濃いピンクが使われている。
 腰にはリボンを巻き、白い靴下を履いたら、ピンクの靴を履いて完成だ。髪にはリボンをつけて、完成。

「ありがと! かわいい!」

 今日も可愛く仕上げてもらった。鏡を見たリリカは、大満足である。
 それからは、部屋でおとなしく遊ぶ。せっかく着替えた服を汚さないように、だ。
 とはいえ、リリカは基本インドア派である。屋敷の図書室から持ち出した本を読んでいれば満足だ。

「そろそろ、お出迎えのお時間でございます」

 ローゼスがリリカを迎えに来たのは、午前中も半ばを過ぎようという頃だった。
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