死ぬ前に後悔したくないからと婚約破棄されましたが、溺愛されました
それでも最初の頃はまだ良かった。
風向きが変わったのはある出来事がきっかけだった。
毎年開かれる小麦の品評会で、モデア男爵領の小麦が優勝したのだ。
一生懸命育てていた小麦が評価されたのはすごく嬉しかった。自意識過剰かもしれないけれど、私も少しは貢献できているはずと、誇りに思っていた。
けれど、卸先も急激に増えて、裕福になると、元々働いていた私達は突然解雇された。優秀な小麦畑で働くのは、平民では無理だと……。
何度も男爵様に抗議したけれど、私たちの声は無視された。
私は早急に仕事を探して、パン屋で雇ってもらえることになった。とても感じのいいご夫婦のパン屋で、ほんの少し荒んだ心が救われた。
私たちの代わりに小麦畑の管理を任されたのは、ストーク男爵令嬢だった。共同管理を打診してきたストーク男爵の娘。
令嬢や、どこかの貴族の三男や4男など、貴族だけで畑の管理ができるのか疑問しかない。高貴な者が管理することで、更に優秀な小麦が育つからという理由らしい。
そして、解雇通告で落ち込む私の元にエディが突然やってきたのだ。
風向きが変わったのはある出来事がきっかけだった。
毎年開かれる小麦の品評会で、モデア男爵領の小麦が優勝したのだ。
一生懸命育てていた小麦が評価されたのはすごく嬉しかった。自意識過剰かもしれないけれど、私も少しは貢献できているはずと、誇りに思っていた。
けれど、卸先も急激に増えて、裕福になると、元々働いていた私達は突然解雇された。優秀な小麦畑で働くのは、平民では無理だと……。
何度も男爵様に抗議したけれど、私たちの声は無視された。
私は早急に仕事を探して、パン屋で雇ってもらえることになった。とても感じのいいご夫婦のパン屋で、ほんの少し荒んだ心が救われた。
私たちの代わりに小麦畑の管理を任されたのは、ストーク男爵令嬢だった。共同管理を打診してきたストーク男爵の娘。
令嬢や、どこかの貴族の三男や4男など、貴族だけで畑の管理ができるのか疑問しかない。高貴な者が管理することで、更に優秀な小麦が育つからという理由らしい。
そして、解雇通告で落ち込む私の元にエディが突然やってきたのだ。