死ぬ前に後悔したくないからと婚約破棄されましたが、溺愛されました
そんな時、「ミアはいつもよく働くね。ミア達のおかげで小麦も僕も、すごく元気になれる。ミアは誰よりも綺麗な女の子だよ」と、励ましてくれる男の子がいた。
綺麗だなんて言われたことのなかった私は、舞い上がってしまい、嬉しいやら恥ずかしいやらで、男の子の名前を聞いたのに、吹き飛んでしまった。
かろうじて、「エ」がついたことだけは覚えていた。
立ち去る後ろ姿を見送っていると、男爵が馬車に案内していたことを覚えている。
モデア男爵は他にも所有している土地がある。男爵は自ら出向いて視察するので忙しく、それから男爵の姿を見る機会はなかった。
同時に、あの男の子も見かけなくなった。
たぶん、モデア男爵の身内なので、一緒に領地を見回っているのだろうと思った。もう一度きちんと会ってお礼が言いたいし、寂しくもあった。
それから数年後、両親が亡くなった。
モデア男爵は、長年勤めてくれた両親への感謝とお礼の気持ちも込めて、息子のエディの婚約者にならないかと打診を持ちかけてくれた。
身分のことは気にしなくていいからと。
ミアなら小麦畑にも詳しいし、二人で守ってくれたら嬉しいと。
綺麗だなんて言われたことのなかった私は、舞い上がってしまい、嬉しいやら恥ずかしいやらで、男の子の名前を聞いたのに、吹き飛んでしまった。
かろうじて、「エ」がついたことだけは覚えていた。
立ち去る後ろ姿を見送っていると、男爵が馬車に案内していたことを覚えている。
モデア男爵は他にも所有している土地がある。男爵は自ら出向いて視察するので忙しく、それから男爵の姿を見る機会はなかった。
同時に、あの男の子も見かけなくなった。
たぶん、モデア男爵の身内なので、一緒に領地を見回っているのだろうと思った。もう一度きちんと会ってお礼が言いたいし、寂しくもあった。
それから数年後、両親が亡くなった。
モデア男爵は、長年勤めてくれた両親への感謝とお礼の気持ちも込めて、息子のエディの婚約者にならないかと打診を持ちかけてくれた。
身分のことは気にしなくていいからと。
ミアなら小麦畑にも詳しいし、二人で守ってくれたら嬉しいと。