【完】オキナグサに愛を込めて
───……わたしとヒロくんがバイクで去った後。
「レン追いかけるか?」
問いかけるユウキさんに対し、
「いかねぇよ」
なんで行くんだと言いたげなレンさん。
「いいのか?」
それに反して、今すぐ追いかけようと言いたげなアキトさん。
「いいもなにも、あいつはあの男を選んだんだろ」
名字が一緒なんて運命なんじゃねぇかとヤケクソな表情で呟いたレンさんに、他のみんなは何も言えなくなった。
「レン、そう言えば最近“大蛇”が動き出したらしいぞ」
「あぁ、厄介だな」
イチジョウさんの言葉に顔をしかめるレンさん達は倉庫へ向かった……。