【完】オキナグサに愛を込めて
───……『シホまた明日!』
「エマ、またねー!」
次の日の放課後、わたしはヒロくんが待つ校門へ急いでいた。
……あっ、移動教室で使った資料室にノートを忘れたのを思い出した。
ヒロくんが待ってるけど、今日の宿題で使わなきゃいけないんだった。
課題忘れると怒る先生だから取りに行こう!
ヒロくんに少し遅れると連絡を入れ早歩きで資料室を目指した。
「あれ!エマちゃんだ」
その声はイズミくんのものだった。