【完】オキナグサに愛を込めて
射抜かれたみたいに動けなくなるわたし。


「ちょっと、エマ!」


……シホが遠くで呼んでるみたい。

「エマってば!!」


肩を揺らされたわたしはその衝撃で現実世界に戻ってきた。

『えっ、シホごめん。どうしたの。』


「どうしたのじゃないよ。ぼーっとしちゃって。」

『今日は確実に目が合ったと思うの。』

「え、本当に?んー確かにこっちを見ていたような…」

『ほ、本当に…!?』

「見てたかもしれない……」


そんな事あるのかと信じられないわたし達は暫くその場を動けなかった。

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