【完】オキナグサに愛を込めて
目が合ったかもしれないなんてアイドルのコンサートではよくある話。
それに、目が合ったからといって現に何も起きてない。
今日もカラオケ行くかー!と話している時、突然わたしの名前が呼ばれた。
「星宮笑舞?さん?」
目の前にはいつもバイクで先頭を走ってる赤髪の彼。
『……はい』
「総長がお呼びです」
………総長がお呼びです…?
『えっと…。』
「こちらへ」
……思考が追いつかない。
待ちに待った日が今日なんて信じられなくて。
「エマやったじゃん!早く行きなよ!」
『う、うん。行ってくる…!』
笑顔で見送るシホに戸惑いの顔で手を振った。