【完】オキナグサに愛を込めて


「そういや、エマちゃんはいつもあそこから見てるの?」


急に切り替わる話題についていけないわたしに、


「俺たちの走りの日だよ」

イチジョウさんが優しく教えてくれる。


『はいっ!高校生になってから毎回きてます!』


ていうか、わたしのいた場所知ってるんだ。


『わたし、そんなに目立ってましたか…?』


まさか悪目立ちしてて呼ばれたんじゃと不安に襲われていると…


「んーん。俺たちが探してたからさ」


イチジョウさんの言葉が頭の中を木霊する。
探してた…わたしを…??

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