🐯PIeSe merry me
🐑「そーなんだぁ
セフレいたのかー
でも
浮気しない男ってめずらしいらしいよ」
チョコパフェの長ーい細いスプーンを下まで突っ込み里津はガシャガシャと氷を掻き回す

「セフレって好きな人がいれば必要なくない?」
茉莉花が言うのは正論だ

「茉莉花さぁ
彼氏さん35?くらい」

「んー多分32、3だったとおもうよ」

「そりゃあ仕方ないか、大人だし責任ある立場だし風俗にも行けなさそう」

「え、いゃだあ遊びでS〇〇する相手だよ、何考えてんの?風俗だって行って欲しくない」

「男ってDNAをより沢山ばら撒きたい生殖願望がある訳よ子孫をより多く残したいって
DNAが思うのよ」

「だってさぁ茉莉花だったらダックスフンドとトイプードルとコーギーとチワワがいたらさぁどのコ
だっこする?」

「え〜そりゃあ迷うけど全部だっこするよ
ワンコ大好きだもん。」

「でしょう
犬好きを女好きに置き変えて考えたらわかるんじゃない気持、でも連れ帰るのは一匹?2匹?」

「もちろん2匹よ
1匹じゃお留守番の時可哀想じゃない」

「じゃあ残りのワンコは?
みすてる?」

「え?」

「彼氏さんがセフレを首に出来ないって理解してあげなよ」

「・・・え?」

「なんかスッキリしてないみたいだからサ」

「まあ・・・ね、私料理も出来ない
掃除洗濯はまあまあなレベルだけどカラダの経験無いし彼を喜ばせれない

それなら美咲さんの方が大人だし付き合いも長そうだし家事も上手いとおもうし私21だよ、35のオッサンになんで気使わにゃあならんの?美咲さんの方がお似合いじゃない?
顔もスタイルも良い綺麗な人だったよ」

「う・・・」
里津は言葉につまる
何となく気づいてはいたが茉莉花は、まさかの経験ナシ?
例えが悪かったかなと思い言い直す

「なんかさ、ステーキ食べた後デザートくるやんメインバッカリはたべないじゃんそんな感じじゃないかー」


「どっちがステーキでどっちがデザートよ‼」
茉莉花はまん丸とした目を近づけて聞いてきた。

「そんなん本人にしか分からないじゃん
きいてみたら?」
と里津も困惑してしまう

興味津々な里津は桜哉の会社まで行こうと言い出した
時計を見ると12:00会社も昼休憩な時間

暇な2人でバスに乗って揺られて10分街中にあるビルの前の入口についた。

会社の庭の前に
デカイ石の中に銀色で
PARFUM桜哉とデカイ石にはめ込んであるプレートに書いてあるのが見えた

「ウワァ、よくよく見るとデカイ会社ね」

2人は高く仰け反る
丸みを帯びた大会社を下から見あげた

お互いジーパンにトレーナにコート
「こんな格好じゃ入れそうに無い」

みんなパリッとしたスーツ姿
里津も茉莉花も格差を感じずにはいられない

「茉莉花彼氏とヤッパ釣り合わんと違うお早めに退いたが良いかもヨ」
と里津が呟いた

21歳の子娘達が怖気ずくのもしかたがない

すごすごとシッポを巻いて帰る里津と茉莉花とすれ違う様に真っ黒な高級車が会社の敷地内に入って行った
思わず里津と茉莉花は目で高級車を追う

すると会社の玄関口の中から見知った顔の田中氏が走って出てきた何人かの幹部らしい人もドタドタと出てきて整列
車の中からは頑固そうな爺さんがチャンチャンコにグレーの着物を着て車の中から現れた

里津と茉莉花は目を合わせいかにも客を装って耳をダンボにして、近づいてみるが後ろ姿の爺様しか見えない

声はききとれた

「田中、桜哉はおるか」

「はい、社長室でお待ちでございます」
頑固そうなじいさんは
田中氏に顔をちかづけて
「桜哉に変な虫がつかないように見張ってるじゃろうなぁ」
とキツイ目をして言った。

田中氏はタジタジとして
「ハイッ勿論です」
と答えた

「ならばいい」
と言いながら田中氏は爺さんのまえを案内する様に歩いて行った
爺さんも着物の袖に手を突っ込んで堂々とついていく
それを見送った里津と茉莉花は顔を見合わせ

「怖そうな爺さんね
あの角刈りヤクザ映画みたい
幹部がヘコヘコするなら会長かなんか?と言う事は彼氏さんのおじいちゃんって事か?
ありぁ手強そう、茉莉花苦労することないってやめとけやめとけ」
茉莉花も爺さん見ておじけづいたよで
「うんうん」
と首を縦に降った。

その日の21時桜哉から

「今から家庭教師に行く」
と連絡がはいる
「今日は里津と勉強してるから大丈夫」
とかえす

不満顔の桜哉だったが
「大学生にはよくあることですよ」
と言う田中秘書の言葉に
「仕方ない」
とまた返信する

「分からなかったらテレビ電話しろよ」
と送る

素っ気なく「り」
とだけ帰ってきた

暇な時間になった、仕事を早く終わらせたのは茉莉花に勉強を教える為だった。
桜哉はこんな時美咲がいればとつい考えてしまう しかし美咲とセフレ関係は切ったと諦めざるおえない

「田中飯に行こう」
桜哉は田中をさそう

「すみません今日は真壁と約束がありまして」

桜哉は右手の人差し指でデスクをトントンと叩いて
「じゃあもう早く行ってやれ真壁も待ってるだろう」
と言った

「では、失礼します」
田中が出て行くと椅子をくるりと回して30階から街をながめる
いつも見ている夜景が呼んでいる気がして1人で禁止されている繁華街へとつい足をむける。


「おや、今日は待ち合わせでしたか?」
行きつけのバーのマスターがドアを開け入ってくる桜哉を見て言った。手を指す方向を見ると美咲がいた


何となく話しかけにくかったが知らん振りもできない
「美咲久しぶり元気してたか?」
美咲は
「ふふっまだ2、3日しかたってませんよ」
相変わらずの綺麗な唇で呟いた

それから仕事の話とか積もる話をしていたがどちらともなく手を絡ませた、馴染んだ体はお互いを求めあうのか

「どうしたの?もうダメでしょ会うの禁止なんだから」


酒も回って来た頃慣れ親しんだ身体が恋しくなり俺は美咲を誘った
ダメと言いながらも美咲もまんざらじゃない様子

それから2人で腕を組んでホテルへと歩いた
沢山の盛り場を抜けて行く
夜の街はネオンがギラギラそれに群がる蝶の中に桜哉を見つめる蝶がいた

「あれ?」
里津はキャバクラでアルバイトをしているが客の見送りに出た時桜哉と女が抱き合うように歩いているのを目撃してしまった。

目をゴシゴシしてみるが間違いない

茉莉花の彼氏の桜哉だ‼

里津は写メをキャバの看板に隠れながら撮ったそして動画も撮りながら
後を付けると案外近くのホテルに入って行った

「ヤバイヤバイ」

里津は慌てて茉莉花に電話するノンビリした茉莉花の声がする

「里津どした?バイト終わった?」

里津はあわてながら

「アンタ、ノンビリしてる場合じゃないし
桜哉さん浮気してるよ、今ホ、ホテルに入ってったよ、私バイト早上がりするからすぐ来て」

と言われも茉莉花はさほど驚きもしない

急にセフレを切れるワケがない内心怪しんでいたからだ
ヤッパリな茉莉花の心は静かだった。
なんかそうなる気がしていたのだ今更な気がする。

しかしほうっても置けない、セフレと切らないなら・・・
茉莉花は桜哉に電話する

「どうした茉莉花」

茉莉花の電話に桜哉はすぐ出た
まだ行為はしてないらしい

美咲はシャワーを浴びていた桜哉はひとりベッドの上でネクタイをグリグリと外しながら

「分からないとこあったのか」

と聞いた。

「うん‼どーしても分からないのコレ」

と言ってさっき里津が送って来た動画を桜哉に転送した

「・・・」


桜哉からは何も
Σ( ̄□ ̄;発して来ない

「どゆうこと?分からないんだけど」

「いや、その それは
偶然会って」

「えー
偶然あったらホテルに入ったの?で‼
ホテルでなにするの?」


「え、あ、何するって?な、なにもしないよ꜆꜄꜆寝るだけサ」

「じゃあすぐ出て来て、私ももうすぐホテル前に着くし」

「え、すぐ着く?な、なんで?」

「そ、何でかなぁー
はい‼10かぞえるあいだね!」

茉莉花はカウントをはじめた10、9、8、7、6、5、4、3、2ー
1

バタバタと桜哉は上着を抱えてパンツ一丁で寒空の中出て来た
ブラーンと下がったネクタイがだらしない
ガタガタ震えている寒いのか?、バレたのがまずいのか?

茉莉花もタクシーを降りて里津と合流バス停の影から桜哉を覗く
転げるように出て来た桜哉はキョロキョロ茉莉花を探していた

「ズボンくらい履いて」電話で言う

「あ︎՞ ՞ああ」
右足左足あ、ああ右足ひ、左、ガサゴソしながら慌ててズボンを履く桜哉!
慌てるから足が両足履き違えたり、同じ場所に両足つつこんだり

パンツ一丁の桜哉を見て思う

「やる気マンマンじゃんか」

ズボン裏返しじゃん
年少さんかよ

茉莉花の呟きを聞いた里津がクスッと笑う


「茉莉花ゴメン何処?」
やっとズボンを履いた桜哉は背中を伸びたり伸ばしたり回りをキョロキョロ
「ココ」

「ココって何処」

「やだあ、あんなん見たら気持ち悪うえっ
教えたくない!キモッバイバーイ👋」

茉莉花と里津は呆れながらタクシーを捕まえた
「帰ったかどうか田中さんとテレビ電話シロばかちん田中さんなら電話出てあげる」
タクシーの窓から茉莉花が桜哉に向かって叫ぶ

「エロ」
調子に乗った里津も茉莉花につづく

桜哉は田中に非常事態と連絡の電話をかける

「社長」
桜哉の服も靴も無い事に気づいた美咲がホテルから出て来て声をかける
当然田中にも桜哉の持つ携帯から声が漏れ田中にも美咲の声が聞こえる

「は?ってか
美咲さん何で一緒?何処ですかすぐ参ります」

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