🐯PIeSe merry me
🐑田中は婚約者の真壁瑞希と映画館に居たらしく
「瑞希ごめん
社長からヘルプきた
映画終わった頃 迎えに来るからちゃんと待ってて」
「私も行こうか?」
椅子を立った田中をパッチリした目でみ上げながらつぶやいた
「いや瑞希楽しみにしていた映画だろ
必ず来るからひとりで帰るなよ」
婚約者の真壁瑞希を心配しつつも田中は現場に行かない分けにもいかない、社長の秘書なのだから社長が間違えば秘書の責任にもなるし会社の損害にならないとも限らないる。社長を頼むと会長直々の命令は信頼にも値する。
時間は23時を回っていた、女の子ひとりで歩かせる訳には行かない
瑞希は分かったと承諾した
すると田中は桜哉の居る場所を聞いて呆れた、しかも美咲と一緒だ‼慌てて映画館の前に止まったタクシーに乗り込んだ。
その頃、茉莉花と里津もタクシーの中で無言だった
15分するとタクシーは茉莉花のアパートの前で止まった
「ヤッパ年季入ってるねぇこのアパート‼」
古びた壁にはギザギザと亀裂が走っている
年数は古いが住めないわけじゃない
しかも来年3月から取り壊しが始まる予定、それまでは出なきゃ行けない
ソロソロ新しい住処を探さなければいけない
「アンタも大変だね
退居したら新しい住処がみつかるまで
ウチに来てもいいよ」
里津は行くあてもなさそうな茉莉花に同情しながら呟いた。
2人は茉莉花の部屋に入ると小腹がすいてきたので正月残りの餅をレンジで1分15秒ちんしてカップ麺に放り込む
長くチンすると餅はフーセンガムがパンと破裂したようにお皿にベッタリと張り付く注意が必要だ⚠️
ズルズルとハフハフしながら餅入りの麺をすする里津も茉莉花も無言な中突然携帯が振動する
開いて見ると豪華な家具をバックにラフな格好な田中秘書とさっきの裏返しのズボンと背広をきた桜哉が顔をこわらばせ写った写メが送られて来た。
写メを覗き込んだ里津は
「ちゃんと秘書さんもいるよ茉莉花の事こんな好きなら浮気なんてしなきゃいいのにね」
と呟いた
「セフレだから浮気と思ってないのよ
きっと‼」
と茉莉花は呟く
「こりゃあ治らんワ
タマキンの癖」
茉莉花と里津はクスクスと笑った。
「だいたいさー、年の差ありすぎじゃん
アンタそこそこモテるんだし あんなオッサンやめておきなよ
年上好きならせめて5歳くらい上にしときなさい‼」
里津の言うことが正しい
あんなエッチなオッサンまだまだやらかしそうだ
「深入りする前にわかれなよ」
里津は口酸っぱくして言う
「話も合わないし
コンサートも古いアイドルだよきっと‼昭和じゃない?」
「自然消滅がいいかな?」
茉莉花はボソッと呟いた
「だいたいアンタが付き合う時ヤダって言わなかったからこうなてじゃん、ハッキリ断ったがいいって自然消滅はヤメたがいい」
「う・・・うん」
・・・・🌸
「社長私はあんまり茉莉花さんと社長は合わない気がします」
と田中は口を出す
桜哉はエッと言って振り向いた
はっきり言って今どきのお嬢様です彼女は
とても好感のもてると賛同いたします
が
とても加納家には収まらないとおもいます
「いや、桜佑の嫁の悠里だってあんな感じだったじゃないか
しかし今は加納家の嫁として立派に務めてるじゃないか」
「悠里様はだいたい三上家のお嬢様で厳しく制限された中でお育ちになられました
しかし茉莉花さんは自由奔放、天真爛漫にお育ちのご様子
厳しい加納家には不釣り合いとおもいます。ご苦労されるのは茉莉花さんですよ」
桜哉は下を向いて悩み出した、元気のいい茉莉花に惚れた、気持ちが荒れていても茉莉花の笑顔に救われた茉莉花が現れたその場所は一瞬で
まるでひまわりが咲いているかのような明るさと元気のよさ
そんな茉莉花に惚れた。
「会長がお見合い相手を見つけたと上機嫌でおられました。
お料理、お花、花嫁修行も立派にされたお嬢様との事です
会長の目に止まるぐらいですから、お会いになるだけでもよろしいのではないでしょうか?お歳は確か26歳とか」
そうあの時会長は社長室へ向かう途中 田中に話ていた
「何があっても桜哉を連れて来い」
「社長は՞あのーぉ、まだ結婚は考えておられません
多分お断りになられると思います」
「心配無用‼桜哉も見たら気にいる
なかなかの美人じゃ
それに花嫁修行もできておる歳は26だ
立ち振る舞いも完璧であったぞ気に入るに決まっておる。ワハハハハ」
「(-⊡ω⊡)՞ ՞ハァ
一応お伝えしておきます՞ ՞」
会長には今社長は歳下すぎる彼女を桜哉は狙っているとは田中は言えなかった
会長直々に社長に話が出来なかったのは他の幹部も沢山連れてきていて
噂が1人歩きをするのを防ぐためだった
「人の口には戸は建てられぬからなぁ
田中お前にまかせる‼」
としっかりと念を押すように小声で言った。
そんな話をいまさらきいても
桜哉は
「いや無理
俺は茉莉花以外付き合う気もない
ましてや嫁なんて考えられん」
と怒りながら桜哉はトイレに入って行った
と同時に桜哉のテーブルに置きっぱの携帯のオープン画面に
「わかれます」
と文字がはいる
開く訳にも行かないからじーっと(-⊡ω⊡)田中は文字をみつめる
”渡りに船か?”
ボソッと呟く、加納側からすれば好都合
これで桜哉が諦めてくれたらどんなに楽だろう、もう一押ししてみるか
そう思いながら田中は社長室を出た
しばらくして田中は社長室をのぞいてみた
携帯はポイと投げられ
予想通り桜哉は枯れた花のように項垂れて元気なく萎んでいた。
㌧㌧田中は社長のデスクを叩く
「こう言ってはなんですが茉莉花さんは未だお若すぎます
理解しろって言うのが難しいと思います
しばらく見守ってさしあげませんか?」
田中の差し出したコーヒーをうけとりながら桜哉は虚ろな目をしていた
(-⊡ω⊡)クイッ.。oOヤレヤレ30過ぎの
男なのに、たかが21の娘にふりまわされるとは
茉莉花凄すぎじゃなかろうか。
「社長、会長が話を進めるかどうか確認のお電話がありました
いかがなされますか?」
「分かった」
「ではそうお伝えいたします」
田中は綺麗な姿勢をとり一礼して去っていった