🐯PIeSe merry me
🐏🐑
「彼は あのドアを開けて両手を広げ茉莉花会いに来たぞって駆け寄って抱きしめてくれる
王子様じゃ無かったんかぁ」
カフェの入口のカウベルを見ながら
茉莉花は、フレアスカートを
クルクル回したが
目が回り ふらつきバッと手を伸ばし椅子に捕まりきれず
オットット
ヨイヨイヨイヨイ
皆は知ってるか知らんけど電線音頭を踊る茉莉花
と2、3歩ふらっいてバタッ突然ぶっ倒れたイタ。
「あーあ、でたでた!大丈夫か?空想はじまりましたー」
里津は茉莉花を抱え上げて
「アンタといると退屈しない代わりに
めちゃくちゃ疲れる!
普通になれんの?普通に、
まるで赤毛のアンじゃん。空想に飛ぶし」
「・・ちょ、ちょっとオーバーに
表現しただけじゃんか(⑉・̆н・̆⑉)プー」
茉莉花はバッが悪そうに頬を膨らませる。
茉莉花は里津を見ながら立ち上がりパンパンとスカートを叩いた。
「聞いてみればいいじゃん。
そんな気になるんだったらサ」
里津はショートボブのサラサラの
髪をかき上げながら焦れったそうに言う。
「はぁ里津、それが出来たらとうにやっとるワ💢」
私の、誤解だったらハズいし一応プライドってのがある‼
もし思い過ごしだったら恥の上塗りじゃんケ
しかも連絡付けようがナイシ
私貴方の彼女でしたッケなんていえるケ?
いえないしー💢」
「携帯番号は?」
「私は、教えたけど
教えて貰って無いノ💢‼」
里津は何かを察したらしく
「・・アハまあ、そっか‼ なるほどね・・・うん。
電話番号知ってるなら掛けて来るだろうかはわかんないけどかかってきたら
こっちで登録すれば良い話だし
そのうち連絡来れば登録しな‼」
「そのうち?」
茉莉花はちょっと首を掲げる
「そのうち・・・っていっ?」
里津は首をまげ
「知らんがな」
と一言
そう言えば連絡なんか来た事が無い事を茉莉花はここで思い知る
あれから随分経つじゃんケ。
「い・・・やその~」
少し落ち込む茉莉花をみて里津は
「もうっ、茉莉花らしくないよ
あんたはノンビリ、のほほ~んとしてるのがウリなんだからさ!」
とハッパかける
な━━━━んか歯切れ悪い里津の
慰め方は余計茉莉花を落ち込ませた。
ションボリしている茉莉花を見て
里津は
「ほらほらー
アンタ可愛い顔してるし
いい子だし・・
天然だし・・
気にする事はないじゃん。
天然は天然らしく気にしなさんな
なんの為の天然よ」
完全に茉莉花の思い違いだと
里津は、言っている。
余計傷つく。
何の進展も無くボーっと過ぎた日々
「いらっしゃいませー」
この日、日曜日朝11時からバイトに入る
夕方五時、彼は必ずやって来る・・・ハズ
二、三人の男の人達と
この日この時間は間違いない
時計をジッと見つめ5時が近づいてきた
そろそろ5時をまわる🕔
心なしかソワソワする
ガラス張りのカフェから見える見知った外の風景に人が増えているのが分かるの中に
見覚えあるインテリ集団がご来店
キ、キター
カラカラカラーンドアベルが店内に響く
先頭に桜哉さん
引き連れるように2人の男性に女性一名
「いいか‼
田中、真壁、桜祐
俺が社長って言うなよ!」
聞き取れないくらいの小声で桜哉は囁く
「特に真壁、田中
分かったか‼お前ら口癖になってるからなー
社長社長って」
「しかたありませんよ、社長は社長なんですから」
入ってきた4人は
後ろの方の席に向かう
1人の男性は銀ぶちメガネのエリート感丸出しニヒルな渋いツーブロックにキリリとしたお目目
(加納家の秘書長、田中優)
女性はユルフワカールの胸迄の髪、美しい面長の日本美人
(同じく加納家の秘書課の真壁瑞希)
そして桜哉と並んで座るのは何処か桜哉によく似た人物だが桜哉より若そうに見える
(桜佑は桜哉の従弟
桜ホールディングス取締役)
そんな事茉莉花は知らない
「誰だろう」
茉莉花は首を傾ける
瑞希は店内を見渡し
「あ、あの子かな?ハイハイ、分かりましたよ。
何を企んでいるのです。」
彼女はホールにいる里津を見た、そして呆れた顔でリップを塗り塗り、女の子は乾燥に弱い
「꜆꜄꜆そ、そんな事はどうでも
い、いいじゃないか‼」
桜哉は慌てながら言う
そんな挙動不審な桜哉を見た勘のいい田中秘書は、ピンとアンテナを貼り店の従業員をジッとみている
銀縁メガネをクイッ
しかしあまり気にする様子は見せず平常心を心がける
ハイハイ
広い店内のカフェはユックリとしたクラッシックが流れ
今日は白い野ばらが大きな腰ほどの花瓶に生けてある。
甘い野薔薇の香る店内の出入口は特に広く何時もの忙しない日常を優雅に忘れさせてくれる感がある。
強ばった顔が緩むのは
店の雰囲気が良いからなのか?
特に桜哉の顔は淫らにだらしなく緩んでいる気がするのは
田中秘書だけが感じる違和感
なのだろうか?
フランスのカフェのような並びのテーブル席に4人で腰かける。
チラチラチラチラ
落ち付かない桜哉は誰かを
探している様子。
カウンターから茉莉花が出て来て茉莉花と
桜哉と目が会った。
━━━━━(♡ω♡)︎💕︎💕━━━━
桜哉の目が❤になった
彼女もポッと頬をあからめたのを勘のいい田中秘書長は、見逃さない。
「いらっしゃいませ!」
茉莉花は4人のテーブルに向かい
オーダーをとる。
勿論茉莉花も心臓がバクンバクン
気付かれないように高鳴る胸を抑えこむのに
必死