🐯PIeSe merry me
🐑そんな事があって1週間が経った

「いらっしゃいませ
ご指名ありがとうございます
ミナです。」

「この店のNO1ってだけあって
綺麗だな」
接待で訪れたキャバクラ“ROSE”盛り上げ役に指名された島田と山形、それに桜哉に田中
と来たのは外資系企業の社長と専務年は桜哉より上の40代の田代翔大社長と的場源太専務

厳つい顔だが大の遊び好き
翔大は真っ先にNO1のミナに擦り寄る
ドンペリやシャンパンをどんどん入れてくる

「わあーありかとうございまーす。」

とはゆうものの2人には
興味なさげ

そんな翔大と源太を気にせずミナは桜哉によりそうペタ

「おいぃ社長にお酒作って作って」
接待なのにキャバの彼女達は桜哉にベッタリ
相手社長の気分を悪くしまいと島田も山形も必死

そんなミナに島田が小声で囁く
「こちら様をたててくれウチの取り引き先なんだから、頼むよ」
ミナは足をくんで
「興味なーい」
すかさず山形がききとり、不快な気分にさせないように
ヨイショ


「そうそう社長、私で恐縮ですが」
そう言って山形も酒を継ぎ足すそんな中ミナが熱い眼差しで桜哉を見つめる
「桜哉さん」

「ん?」
「私茉莉花の友達です」
いきなり茉莉花の名前が出て桜哉は驚いて目を見開く


「茉莉花の知り合い」

ミナはクスッと笑うと私本名玉井里津って言うんです
そうこの1年で里津はのし上がって店のNO1になっていた

私茉莉花とはカフェでバイト仲間だったんですよ
ミナは田代翔大と的場源太そっちのけで桜哉にピッタリと寄っていく

胸元にフリルのついた可愛らしさのなかに色気の漂うドレスは里津の豊満な胸を際立たせ短めの腿までのミニスカは里津の白い肌を推しげなく目立たせていた

酔の回ってきた翔大と源太は遂にミナを引き寄せた

「うぃーミナ酒をついでくれ
コッチの社長にばかりじゃないかー」

荒々しく迫る源太の手首を掴み桜哉はヘルプに着いている女の子に目配せをする

翔大と元太に女の子がくっついてくると翔大と源太はご機嫌になってきた、そこに島田のヨイショに続く山形の再三なヨイショ

「さすが社長と専務モテモテですねぇ」

島田も膝をつき👏👏パチパチパチ👏👏
盛り上げ役に精を出す
そんな気遣いをミナは
なんともおもわず桜哉をプッシュプッシュ

「ねえ桜哉さんこの後ゆっくり飲みません?アフター行きましょうよー」

ミナ、いや里津は、桜哉にボディタッチしながら上目遣いで桜哉を見る

その夜里津は茉莉花に電話した。

「今日桜哉さんが店にきてくれたんだー」

「ふーん」

「興味ないの?茉莉花会ってないの?」

怪しみながら里津は声をねじまげながら探りをいれてくる

「あーないかなー」
茉莉花も煎餅を食べながらお茶をズズーッとすいあげる

「すきじゃないの?」

「ンーわかんない」

「じゃあ私もらっていい?」

「え?ちょっと本気?」
茉莉花は少し焦りながら言う

「私本気で好きになっちゃった茉莉花が要らないなら私がもらうよ、いいでしょっ」

「・・・良いでしょって・・・」
茉莉花は返事に迷ってしまう

「いいよね
興味ないもんね」

矢継ぎ早に攻めてくる里津はもう止められなかった

「ただし彼が里津が良いっていうなら反対はしない
彼が里津を選ぶならしょうがない」

「キャーありがとう」
電話はブチンと切られた


それから二週間後里津から連絡があり茉莉花は元バイト先のカフェで里津を待っていた

里津はブランド物で身を飾り
シナシナとやってきた
「里津」
茉莉花は手を振る
茉莉花は相変わらずのジーンズとTシャッにサンダル

2人が並ぶとミスマッチだ
しかしソコは親友

「茉莉花久しぶり、元気してた?」
仲の良さは健在だ‼が茉莉花は少しぎこちない

2人は日替わりランチを注文する
茉莉花は
エビグラタンとトルテイヤにオニオンスープ

里津は海鮮スパゲティとオニオンスープにサラダ

2人は朝ご飯を抜いてからカフェに来店今日は木曜日
日替わりランチをたのべはカフェケーキが1000円で食べ放題になる
勿論食事の後の限定だ

「久しぶりに来たね」

「うん、バイト生は変わったけど、今でも私達仕事入れそうだね」
当たり障りのない会話


「あの頃楽しかったなー」
そういうと里津がバックからタバコを出した

「アレ?里津いつからタバコ吸うようになったの?」

意外な顔をして茉莉花がたずねた
「あら皆吸ってるし
普通じゃん」

そうだったのか料理上手な里津
そうそう弁当を作れと桜哉との仲を心配してくれた里津

タバコを吸わないなんて事は茉莉花の理想だったと気付いた

「それより見てよこのバック高かったの欲しかったからおねだりしたら桜哉が買ってくれたのよ」

「へえー新しい彼氏
おかねもちなんだね
里津の美貌があれば簡単に落とせたんだろうね
羨ましい、」
里津はクスクス笑いながら
「だからー
加納桜哉だってば」

「エッ‼️あの
桜哉なの?」

「なによ もう私の彼氏なんだから呼び捨てはやめてよね‪💢」
里津はプーっと頬をふくらませた

「あ、ああぁいつの間に付き合う事になってたの?桜哉と
あ、ごめんごめん桜哉さんでいい?」

「うん、茉莉花が許可してくれたからグイグイ押しちゃったエヘヘ
今度バリへ旅行いくんだー
なんでも買ってくれるし
最高よ」

「ふううん」
茉莉花は好物の食べ放題のケーキが喉を通らなくなった

その意味がわからなくはない
多分桜哉は誰が落としにかかっても絶対落ちないと茉莉花の中で自信があった‼️
彼は私以外選ばないという変な自信

なのにアッサリと里津に落ちたのだ
まあ女好きとは知っていたセフレを常備していたほどだ
あの容姿に社長の肩書き里津が狙わないはずが無いほど優良物件

「よ、良かったじゃん՞ ՞」

「うん、茉莉花のおかげだよぉー」
そう言いながら里津は時計を見る
「どうしたの?なんか時間気にしてない?」

「うんまだ大丈夫
桜哉と今日同伴なんだ
そこまで来るらしいから」

「え?何時?」

「夕方6時」
茉莉花はカフェの時計をみたら
いつの間にか17時になっていた。

「ちょっと長居しすぎたかな?でる?」

「いやいや夜スタッフの顔みて帰ろうよ」

なんか茉莉花は急に居心地が悪くなってきたがバイト先が上手く回っているのかも心配だった
それに
桜哉の話を盛り上がって話す里津、の話しも聞きたく無かったが、嬉しそうな里津の話の腰を折ることも出来なかった。
「そう、そうなの へえー」
と気のない相づちを繰り返す茉莉花

時間はアッとゆうまにすぎて六時に近くなった

客足も増えて来て里津と茉莉花はスタッフに挨拶と手土産を渡しカフェを出たと同時に

黒塗りの高級車がカフェの前に横付け
された

ビーという音がして運転席から桜哉が顔を出せば里津が嬉しそうに駆け寄った
茉莉花は反対方向を向き顔を見せないようにした

「じゃあねー」
里津は車に乗り込みそう言ったかと思うと車は走り去って行った。

しばらく放心状態な茉莉花はフラフラと歩いて歩道橋の一番下の階段に座り込んだ


この虚しさはなんなん

何故か桜哉と出会った日々が走馬灯のように頭の中で映像がうかびあがる

「桜哉の嘘つき」
と口から出てしまった。
まだ桜哉に未練が残っていた事に茉莉花自身驚いた

ふと自販機に目が行った
カフェの前に自販機?、ケンカ売ってんだろうか?
ふとこんな時オトナならブラックコーヒー飲むんじゃなかろうか
茉莉花は喉も乾いてないのに
160円を入れてブラックコーヒーを押すガタガタガタガタと音を響かせヒゲのオジサンが印刷された缶が落ちてきた。


「ウッ苦そう」
無理して大人ぶっても里津には敵わない
タバコすえないから苦いブラックコーヒー‼
何の勝負してんだか

だいたいコーヒーは甘くても飲めない、甘いピーチとかマンゴーとかネットリ系のジュースが好き苺ヨーグルトとかバナナグルトとか・・・

今更里津と張り合っても仕方がない
何頑張ってるんだろう私
ブラックコーヒーをエコバッグに入れてグルグル回しながら歩道橋を渡る。

6月になったばかりの空は何故か19時を回っても明るい



「ねえ、桜哉」

「なんだよ、急に呼び出して
同伴は無理だぞ
俺田中に叱られっぱなしなんだからな金使い過ぎって
ナ」

「いいじゃん茉莉花の親友のお願いなんだから」


「またか
茉莉花の名前を出せば俺が言うこときくと思うなよ」


「ねえバリ付いてっていい
茉莉花も誘うから」

「仕事なんだから無理・・・って、え?
茉莉花も来るの?」

「うん茉莉花も行くって喜んでいたよ
楽しみ〜だって」

それから桜哉はウキウキしだして茉莉花が行くんじゃ仕方ないかー
と鼻歌を歌いだした

「( ー̀дー́ )チッ」
里津の舌打ちに気付かない
「分かった、二名多めに飛行機の手配とホテル取っておくよ」


「わあーありがとう桜哉大好き」

桜哉はバッと身をかわす
「やめろよ
茉莉花がみてたら嫌がるぞ」


「そうかなぁ、もう興味なくなったかもよ」

「はぁーんな事あるか‼」

「ねえ桜哉
わたしにしときなよ
私なら桜哉を幸せにしてあげられる」

「お断りオレは茉莉花を幸せにしたいんだ
悪ぃな
気持ちは有難く受け取るよ
ありがとな」


それから桜哉は茉莉花にメールした
”バリ行きの話きいたか?
朝早いけど28日出発8時に成田な”

”うん里津から聞いたよ
楽しみそうだね、バリは良いとこダネ朝早くても里津なら頑張ると思うよ 凄く楽しみって言ってたよー“

“そうか
時差あんまりないから土日観光して、月曜日はバリで商談だ、そのあと帰る予定だよ”
その後茉莉花は
分かったとメールをかえした





「聞いた紫乃」

「社長達バリ旅行だって‼️」
社食で鶏南蛮を食べていた紫乃にナナが親子丼を抱え隣に座りながら呟いた

「達ってなに?
誰といくの?」

「聞いた話じゃ女の子も行くらしいよ2人」
「嘘」

「社長の秘書の田中さんが
2人追加の電話してたもん
間違いないよ」

「誰よそのオンナ」

「知らないし、じゃあ空港迄押しかけていく?」
ナナは紫乃が慌てるのを見るのが好きだった、いつも余計な事を言っては遊んでいた

「行くー、私の社長に手を出すなって言ってやる」

紫乃はチキン南蛮をグサグサさしながらイライラを何とか抑えた

そんな本気な紫乃を見ながら今回はちょっとチャチャを入れるのはまずいかと・・・
言ってしまった事は仕方がねぇ
ナナは自分の口を押さえた

「ねえ、紫乃もう諦めない
社長には彼女いるって!」

「何よ今更
彼女居たなら、ぶんどるだけヨ
何怖気づいてんの‼」


< 25 / 37 >

この作品をシェア

pagetop