🐯PIeSe merry me
🐑
優梨愛が車で出て行くのを確認した俺は茉莉花の方へ足を進める
茉莉花も優梨愛を目で送っていた俺は茉莉花のカートを押して前に進む
視覚障害用の黄色い点々に詰まりカートが止まって動けないでいた
「重いの買いすぎ
俺が来なけりゃどうするつもりだ」
茉莉花はフンとしてカートに合わせて歩き出す
「ありがと」
と小さな声を桜哉は聞き逃さなかった
こんなちょっとした当たり前にキュンとする俺
スーパーの駐車場には沢山の車がならんでいた俺は茉莉花の足並みに合わせて進む
一台の軽トラが止まっていた場所で茉莉花がキーをだして
軽トラの後ろに回った
「ココにのせて」
茉莉花が指をさす
「え?」
所々サビのついた軽トラはこれ動くの?ってくらいボロかった
「送って行くから
乗って」
「え?これにのるのか?俺が?」
「文句言うナ
歩いて帰る気」
ギロっと睨む茉莉花に逆らえず助手席にすべりこむ
「ナビなんて着いてないから案内してね
1回しか行ったことないから道分からないからね」
座席はビロンピラピラな作り乗り心地はあんま・・・
「う、うん、いっ免許とったの?」
自転車専門だった彼女がいつの間にと不審に思った事を即聞いてみた
「自動車学校行ってたよ、高校卒業してから頑張ったー
けどペーパだっただけ‼」
「は?あぶねくない」
「初心者マークが付いてるから周りが用心してくれる、ほら見て横にもつけてる。」
にっこり微笑み茉莉花は🔰に指をさす
ま、まあそれはよしとして
「誰の車」
「じいちゃん」
お前じいちゃんいたのかよ
と心で突っ込んだ。
免許取り立てみたいな茉莉花のボロボロ軽トラはブフフーンと快音を鳴らしギャンと走り出す
じいちゃんがいたから父親が家を出る事をゆるしてくれたんだー
「だ、大丈夫か?」
「大丈夫よー大丈夫」
茉莉花は
キャハハと笑いながら超ご機嫌
「みんな怖がって乗って来なかったの
桜哉が初めての相乗り相手だよー」
「いやいや俺もこんなスリリングなの初めてだわ」
ドキドキしながら進む軽トラの助手席の足元に麦わら帽子が落ちている、爺さんのだろうか
軽トラは見慣れた門構えにさしかかつた
「いっぱいじゃん」
茉莉花はズラリと並んだ、高級車に目をむいたひと際目立っオンボロ軽自動車
「ああ、甥っ子の誕生日会と入園祝いをやってる」
「ああ、あの悪ガキの金持ちはする事が違うねー」
「は?・・・悪ガキ?確かに悪ガキだなハハハ՞」
「うんでもあの子達可愛いね
よろしく言ってね
じゃあね」
俺は茉莉花が悪ガキいや凛太桜と桜汰を知っている事に驚いた
桜哉は
「1度来たと言ったな
いつだ」
「ちょっと前アンタの爺様にご招待されてね、お茶だけ飲んで帰っただけよ」
「・・・それだけか?なんか言われたか」
何となくつれない
茉莉花の口調の重さが理解出来た
「ううん・・・荷物運んでくれてありがとね」
「だけ?」
桜哉は何かしら期待した目で見てくる
「だ・・・けヨ‼」
桜哉が意味ありげな目をして見てくる
「俺35になる
そろそろ嫁嫁言われてサ」
「そうだろうね
遅いくらいじゃない」
茉莉花は目を伏せながら言う
「はぁ゛ー😮💨」
桜哉も軽トラの天井を見ながら深い溜息を吐く
「俺茉莉花と結婚したい」
茉莉花はビックリして桜哉の顔を見る
「ナ、ナハハ
何言ってんの
私アナタのじいちゃんに嫌われてるんだよ
加納様と呼ばれるアナタの爺さんに
潰されるよ」
「つぶされる?」
「でしょ
私躾も悪いし名家でもないこの間足捌きも披露しちゃった、それに
パパだってトラック運転手だし」
「何言ってる
彼等がいないと日本は成り立たない
日本を回しているのは
彼達だ
重要な仕事じゃないか
それに君達を充分いい子に育てあげてるじゃないか
感謝するしかないだろ」
「桜哉」
「それに俺を呼び捨てにするのは茉莉花ぐらいだ」
桜哉の目が優しく茉莉花を見つめる
「私生意気よ」
桜哉は目を綻ばせながら呟く
「生意気だな、俺をさん呼びはしないだろ」
桜哉の手が茉莉花の手をギュッと握る
「BBQしてるんだ茉莉花もこないか?」
「さっきの彼女もいるのよね」
茉莉花の言う彼女とは優梨愛の事だろう
「彼女泣いてたよ
行きにくいよ」
そうさっき別れた優梨愛は車のドアを閉めたとき目をおさえるのを茉莉花は目撃してしまった
「私の家もBBQしてるのじいちゃんの畑で
こんな豪華な日本庭園じゃないけど村の仲良しさんが家族で集まってて
ココから1時間半くらいかかるし、今日は帰る皆ビール待ってるし」
「は?なんで!近くにスーパーなかったのか?」
「あったけど
飲料水売り場のおじさんが、私が来ると嫌な顔するの
また来たみたいなね
きっと車迄運んでって言うのが嫌いなんだろうね
うち人数多いから箱買いするのまとめて
後ろの箱見たでしょう
父親のノンアルビール2ダース
妹のジュース、炭酸2ケース、水2ケースお茶3種3箱」
「父親達も車で来てるから
沢山持ってかえるのよ母親の命令で」
「ああ、たしかに」
35の桜哉でも大変だった、その店員若いならだがオジサンと言うなら50か70の間だろう。
これを運べと言われたらヤッパリ嫌な顔されても仕方がない
「皆心配するから
帰る」
エンジンをブルンブルンとかけるが桜哉は降りない
「ねえ聞いてた
1時間半かかるの早く降りて」
「返事は?俺は茉莉花と結婚したい」
茉莉花は
「無理でしょ
身分の差があるよ
お金目当てていわれるあの爺さんと家族になるなら、私が肩身がせまくなる」
「大丈夫だ
悠里も反対を押し切って桜佑と結婚した
今は爺さんも悠里に目がないくらい可愛がってる」
「知ってる
でも彼女は名家のお嬢様でしょ
私とは全然違う」
「いや育ち方は
茉莉花の方が楽に育ったとおもうぞ
悠里は、お嬢様だけど、下僕の様に扱われて育った
ここに来た時はインスタントラーメンの空き容器と小さな牛乳鍋と千円をにぎりしめていた
まだ15歳だったかなぁ」
「え?嘘、お嬢様なのに?」
「来た時は桜佑にも蔑ろにされて
苦労してたぞ」
”🦁ライオンの許婚”
より
「それにバーチャンは茉莉花が気にいってる
俺とバーチャンと桜佑家族が茉莉花を守る
瑞希も田中もいる大丈夫だ‼
それに一年に2回だけ会えばいい不安ならココには来なくていい」
「そんな
私より爺様の気に入った人なら桜哉も幸せになるよ
私は遠慮したい
そりゃ本気言えば
桜哉は嫌いじゃないけど浮気癖もあるし私だけってむりあるじゃん」
「いやいや
確かに結構遊んで来た
モテモテだったからなぁ仕方ないだろ
若いんだから でも今は違う
茉莉花が手に入るならもう絶対浮気はしない」
桜哉の目は震えていた
真剣なのがわかる
「でも、ウチも大変よ
じいちゃん畑仕事してるから収穫手伝わないとダメだし
草取りもしょっちゅう、無農薬野菜つくつるから」
・・・
「田植えもあるよ
稲刈りもあるし温室育ちのボンボンの桜哉にできる?
そりゃあ大変だよ汗まみれになるし
汚れるし
パパなんか理由つけてサボるし鶏も、ヤギもカモいる
お宅みたいな金持ちじゃないから休みのたびに駆り出されるのはお約束よ‼
それに跡継ぎにされちゃうかもよ」
🐓⸒⸒🐐,,,🦆
🌾🍅🥒🌽野菜🥬
まさかの草取り稲刈り田植え農家の跡取り、俺の会社の社長しながら兼業農家?俺が
.。oO「やったことがない」
ポワンと考える桜哉を見てコリャ無理だワ
悩んでる自体ダメだ
「じゃ降りて」
今度は素直に桜哉は降りた
「彼女とぉ幸せに、私も条件満たしてくれる人と幸せになるから」
バルンバルンと激しい音を立ててサイナラーの一言を残し立ち去った
茉莉花は俺から去って行ったのか・・・
「農家の仕事が俺に出来る?か‼
茉莉花と結婚するにはリクスが高すぎる
そりゃ優梨愛と結婚したほうがメリットがある、何処に出しても恥ずかしくない躾られてる良家の娘
対して茉莉花は負けず嫌いのやりたい放題のじゃじゃ馬、しかも爺さんと仲悪
優梨愛は爺さんの御墨付き」
誰が考えても優梨愛に軍配が上がる
結婚は一生、今考えて答えださなくてもいいんじぁ❓桜哉も思案する。
しかしハッとする
茉莉花の免許は来たばかりと同じレベル、やべぇ
茉莉花が無事に帰れるのか桜哉は後悔する
しかもあの見たことないオンボロ軽トラ
後を追うにも茉莉花の爺さんちを知らない
うだうだ考えても仕方がない
とりあえず、車庫にあるハーレに跨り後を追う
ボロっちい軽トラだからすぐ見つかると思ったが道は右に左にある、1時間が過ぎ2時間が過ぎた
仕方なくコンビニによりコーヒーを買う
2時間も経てば帰り着いたんじゃね
携帯を取り出し茉莉花を押すがかからない、もしかしてもしかすると着拒?
一気に不安になる
ラインを送る
「着いたか心配だから返事して」
直ぐ既読がついて
「今着いた」
「ふう〜」
桜哉の口から安堵の息が漏れる
「運転中だから電話出れなかった」
「ああ、それでいい
運転中は電話しちゃあダメだ」
茉莉花の安全が一番
「でももう連絡や心配は要らないよ」
「なんでそんな」
「フフッだって私達何でもないし」
「私も早く彼氏欲しいし、もし連絡してたら勘違いされたらこまるじゃん、それに桜哉も彼女いるじゃん笑
お互いの為にならんし」
「・・・」
「お互い自覚しょうよ」
「・・・切るよ」
茉莉花は普通のテンションで未練も無さそうに言う
もっと懇願してくれたり、俺に愛してるとか言ってくれていたら・・・
「・・・」ブチッ
茉莉花と離れる覚悟も農家を手伝う覚悟も出来なかった・・・
もしかしたら跡継ぎを要望されるかもしれない、農家できるか?おれに?
いやいや無理だろう
だから待てとは言えなかった。
「ほう、お前の孫娘に縁談?」
「ああ、ワシに似て中々可愛らしくてな
相手側から是非にと言われて縁談を進めようと思っとる。」
「まあまあ、あんな小さかったのにね
他所の子は大きくなるのが早いって本当ね
おめでとう大輔さん」
「ありがとう雪乃さん」
「それから沢山のお野菜に新米、いっもありがとう
一大は大輔さんのお米しかたべないのよ」
「まあな
大輔は米作りは天才だな、お前は農家になるべくしてなったヤツだよ」
「そんな褒めるなよ
照れるし」
そう一大と大輔は戦友だ、1匹のカエルでさえ
分け合って食べた仲だ
満州で知り合い同じ部隊で過ごした
そこで大輔は食の有り難さに目覚め、農家を目指したそうだ
「いやぁあの頃は食うのがなかったからなあヘビは食えたがネズミを食った奴は腹痛おこしてたよな」
「ああどんなに腹減ったとしてもネズミは食わないと思ったなぁ」
「俺たちは戦争には馴染めずいつも逃げてた、ましてや人を〇すなんて出来なくて
隠れていたなぁ」
「だから狙われたんだろうな」
一大と大輔の腕には傷の後が深く着いていた
「生き残った方がお互いの家族の面倒を見ると約束していたよな」
「ああ
おもいだすよ
1番辛い日々だったよな」
雪乃は2人の話をニコニコと聞いていた
優梨愛が車で出て行くのを確認した俺は茉莉花の方へ足を進める
茉莉花も優梨愛を目で送っていた俺は茉莉花のカートを押して前に進む
視覚障害用の黄色い点々に詰まりカートが止まって動けないでいた
「重いの買いすぎ
俺が来なけりゃどうするつもりだ」
茉莉花はフンとしてカートに合わせて歩き出す
「ありがと」
と小さな声を桜哉は聞き逃さなかった
こんなちょっとした当たり前にキュンとする俺
スーパーの駐車場には沢山の車がならんでいた俺は茉莉花の足並みに合わせて進む
一台の軽トラが止まっていた場所で茉莉花がキーをだして
軽トラの後ろに回った
「ココにのせて」
茉莉花が指をさす
「え?」
所々サビのついた軽トラはこれ動くの?ってくらいボロかった
「送って行くから
乗って」
「え?これにのるのか?俺が?」
「文句言うナ
歩いて帰る気」
ギロっと睨む茉莉花に逆らえず助手席にすべりこむ
「ナビなんて着いてないから案内してね
1回しか行ったことないから道分からないからね」
座席はビロンピラピラな作り乗り心地はあんま・・・
「う、うん、いっ免許とったの?」
自転車専門だった彼女がいつの間にと不審に思った事を即聞いてみた
「自動車学校行ってたよ、高校卒業してから頑張ったー
けどペーパだっただけ‼」
「は?あぶねくない」
「初心者マークが付いてるから周りが用心してくれる、ほら見て横にもつけてる。」
にっこり微笑み茉莉花は🔰に指をさす
ま、まあそれはよしとして
「誰の車」
「じいちゃん」
お前じいちゃんいたのかよ
と心で突っ込んだ。
免許取り立てみたいな茉莉花のボロボロ軽トラはブフフーンと快音を鳴らしギャンと走り出す
じいちゃんがいたから父親が家を出る事をゆるしてくれたんだー
「だ、大丈夫か?」
「大丈夫よー大丈夫」
茉莉花は
キャハハと笑いながら超ご機嫌
「みんな怖がって乗って来なかったの
桜哉が初めての相乗り相手だよー」
「いやいや俺もこんなスリリングなの初めてだわ」
ドキドキしながら進む軽トラの助手席の足元に麦わら帽子が落ちている、爺さんのだろうか
軽トラは見慣れた門構えにさしかかつた
「いっぱいじゃん」
茉莉花はズラリと並んだ、高級車に目をむいたひと際目立っオンボロ軽自動車
「ああ、甥っ子の誕生日会と入園祝いをやってる」
「ああ、あの悪ガキの金持ちはする事が違うねー」
「は?・・・悪ガキ?確かに悪ガキだなハハハ՞」
「うんでもあの子達可愛いね
よろしく言ってね
じゃあね」
俺は茉莉花が悪ガキいや凛太桜と桜汰を知っている事に驚いた
桜哉は
「1度来たと言ったな
いつだ」
「ちょっと前アンタの爺様にご招待されてね、お茶だけ飲んで帰っただけよ」
「・・・それだけか?なんか言われたか」
何となくつれない
茉莉花の口調の重さが理解出来た
「ううん・・・荷物運んでくれてありがとね」
「だけ?」
桜哉は何かしら期待した目で見てくる
「だ・・・けヨ‼」
桜哉が意味ありげな目をして見てくる
「俺35になる
そろそろ嫁嫁言われてサ」
「そうだろうね
遅いくらいじゃない」
茉莉花は目を伏せながら言う
「はぁ゛ー😮💨」
桜哉も軽トラの天井を見ながら深い溜息を吐く
「俺茉莉花と結婚したい」
茉莉花はビックリして桜哉の顔を見る
「ナ、ナハハ
何言ってんの
私アナタのじいちゃんに嫌われてるんだよ
加納様と呼ばれるアナタの爺さんに
潰されるよ」
「つぶされる?」
「でしょ
私躾も悪いし名家でもないこの間足捌きも披露しちゃった、それに
パパだってトラック運転手だし」
「何言ってる
彼等がいないと日本は成り立たない
日本を回しているのは
彼達だ
重要な仕事じゃないか
それに君達を充分いい子に育てあげてるじゃないか
感謝するしかないだろ」
「桜哉」
「それに俺を呼び捨てにするのは茉莉花ぐらいだ」
桜哉の目が優しく茉莉花を見つめる
「私生意気よ」
桜哉は目を綻ばせながら呟く
「生意気だな、俺をさん呼びはしないだろ」
桜哉の手が茉莉花の手をギュッと握る
「BBQしてるんだ茉莉花もこないか?」
「さっきの彼女もいるのよね」
茉莉花の言う彼女とは優梨愛の事だろう
「彼女泣いてたよ
行きにくいよ」
そうさっき別れた優梨愛は車のドアを閉めたとき目をおさえるのを茉莉花は目撃してしまった
「私の家もBBQしてるのじいちゃんの畑で
こんな豪華な日本庭園じゃないけど村の仲良しさんが家族で集まってて
ココから1時間半くらいかかるし、今日は帰る皆ビール待ってるし」
「は?なんで!近くにスーパーなかったのか?」
「あったけど
飲料水売り場のおじさんが、私が来ると嫌な顔するの
また来たみたいなね
きっと車迄運んでって言うのが嫌いなんだろうね
うち人数多いから箱買いするのまとめて
後ろの箱見たでしょう
父親のノンアルビール2ダース
妹のジュース、炭酸2ケース、水2ケースお茶3種3箱」
「父親達も車で来てるから
沢山持ってかえるのよ母親の命令で」
「ああ、たしかに」
35の桜哉でも大変だった、その店員若いならだがオジサンと言うなら50か70の間だろう。
これを運べと言われたらヤッパリ嫌な顔されても仕方がない
「皆心配するから
帰る」
エンジンをブルンブルンとかけるが桜哉は降りない
「ねえ聞いてた
1時間半かかるの早く降りて」
「返事は?俺は茉莉花と結婚したい」
茉莉花は
「無理でしょ
身分の差があるよ
お金目当てていわれるあの爺さんと家族になるなら、私が肩身がせまくなる」
「大丈夫だ
悠里も反対を押し切って桜佑と結婚した
今は爺さんも悠里に目がないくらい可愛がってる」
「知ってる
でも彼女は名家のお嬢様でしょ
私とは全然違う」
「いや育ち方は
茉莉花の方が楽に育ったとおもうぞ
悠里は、お嬢様だけど、下僕の様に扱われて育った
ここに来た時はインスタントラーメンの空き容器と小さな牛乳鍋と千円をにぎりしめていた
まだ15歳だったかなぁ」
「え?嘘、お嬢様なのに?」
「来た時は桜佑にも蔑ろにされて
苦労してたぞ」
”🦁ライオンの許婚”
より
「それにバーチャンは茉莉花が気にいってる
俺とバーチャンと桜佑家族が茉莉花を守る
瑞希も田中もいる大丈夫だ‼
それに一年に2回だけ会えばいい不安ならココには来なくていい」
「そんな
私より爺様の気に入った人なら桜哉も幸せになるよ
私は遠慮したい
そりゃ本気言えば
桜哉は嫌いじゃないけど浮気癖もあるし私だけってむりあるじゃん」
「いやいや
確かに結構遊んで来た
モテモテだったからなぁ仕方ないだろ
若いんだから でも今は違う
茉莉花が手に入るならもう絶対浮気はしない」
桜哉の目は震えていた
真剣なのがわかる
「でも、ウチも大変よ
じいちゃん畑仕事してるから収穫手伝わないとダメだし
草取りもしょっちゅう、無農薬野菜つくつるから」
・・・
「田植えもあるよ
稲刈りもあるし温室育ちのボンボンの桜哉にできる?
そりゃあ大変だよ汗まみれになるし
汚れるし
パパなんか理由つけてサボるし鶏も、ヤギもカモいる
お宅みたいな金持ちじゃないから休みのたびに駆り出されるのはお約束よ‼
それに跡継ぎにされちゃうかもよ」
🐓⸒⸒🐐,,,🦆
🌾🍅🥒🌽野菜🥬
まさかの草取り稲刈り田植え農家の跡取り、俺の会社の社長しながら兼業農家?俺が
.。oO「やったことがない」
ポワンと考える桜哉を見てコリャ無理だワ
悩んでる自体ダメだ
「じゃ降りて」
今度は素直に桜哉は降りた
「彼女とぉ幸せに、私も条件満たしてくれる人と幸せになるから」
バルンバルンと激しい音を立ててサイナラーの一言を残し立ち去った
茉莉花は俺から去って行ったのか・・・
「農家の仕事が俺に出来る?か‼
茉莉花と結婚するにはリクスが高すぎる
そりゃ優梨愛と結婚したほうがメリットがある、何処に出しても恥ずかしくない躾られてる良家の娘
対して茉莉花は負けず嫌いのやりたい放題のじゃじゃ馬、しかも爺さんと仲悪
優梨愛は爺さんの御墨付き」
誰が考えても優梨愛に軍配が上がる
結婚は一生、今考えて答えださなくてもいいんじぁ❓桜哉も思案する。
しかしハッとする
茉莉花の免許は来たばかりと同じレベル、やべぇ
茉莉花が無事に帰れるのか桜哉は後悔する
しかもあの見たことないオンボロ軽トラ
後を追うにも茉莉花の爺さんちを知らない
うだうだ考えても仕方がない
とりあえず、車庫にあるハーレに跨り後を追う
ボロっちい軽トラだからすぐ見つかると思ったが道は右に左にある、1時間が過ぎ2時間が過ぎた
仕方なくコンビニによりコーヒーを買う
2時間も経てば帰り着いたんじゃね
携帯を取り出し茉莉花を押すがかからない、もしかしてもしかすると着拒?
一気に不安になる
ラインを送る
「着いたか心配だから返事して」
直ぐ既読がついて
「今着いた」
「ふう〜」
桜哉の口から安堵の息が漏れる
「運転中だから電話出れなかった」
「ああ、それでいい
運転中は電話しちゃあダメだ」
茉莉花の安全が一番
「でももう連絡や心配は要らないよ」
「なんでそんな」
「フフッだって私達何でもないし」
「私も早く彼氏欲しいし、もし連絡してたら勘違いされたらこまるじゃん、それに桜哉も彼女いるじゃん笑
お互いの為にならんし」
「・・・」
「お互い自覚しょうよ」
「・・・切るよ」
茉莉花は普通のテンションで未練も無さそうに言う
もっと懇願してくれたり、俺に愛してるとか言ってくれていたら・・・
「・・・」ブチッ
茉莉花と離れる覚悟も農家を手伝う覚悟も出来なかった・・・
もしかしたら跡継ぎを要望されるかもしれない、農家できるか?おれに?
いやいや無理だろう
だから待てとは言えなかった。
「ほう、お前の孫娘に縁談?」
「ああ、ワシに似て中々可愛らしくてな
相手側から是非にと言われて縁談を進めようと思っとる。」
「まあまあ、あんな小さかったのにね
他所の子は大きくなるのが早いって本当ね
おめでとう大輔さん」
「ありがとう雪乃さん」
「それから沢山のお野菜に新米、いっもありがとう
一大は大輔さんのお米しかたべないのよ」
「まあな
大輔は米作りは天才だな、お前は農家になるべくしてなったヤツだよ」
「そんな褒めるなよ
照れるし」
そう一大と大輔は戦友だ、1匹のカエルでさえ
分け合って食べた仲だ
満州で知り合い同じ部隊で過ごした
そこで大輔は食の有り難さに目覚め、農家を目指したそうだ
「いやぁあの頃は食うのがなかったからなあヘビは食えたがネズミを食った奴は腹痛おこしてたよな」
「ああどんなに腹減ったとしてもネズミは食わないと思ったなぁ」
「俺たちは戦争には馴染めずいつも逃げてた、ましてや人を〇すなんて出来なくて
隠れていたなぁ」
「だから狙われたんだろうな」
一大と大輔の腕には傷の後が深く着いていた
「生き残った方がお互いの家族の面倒を見ると約束していたよな」
「ああ
おもいだすよ
1番辛い日々だったよな」
雪乃は2人の話をニコニコと聞いていた