ゆびさきから恋をする
まさか久世さんと休日にお茶をする日が来るなんて。
レジに並んでメニューを眺めつつショーケースもチラ見していたらそんな私をさすがシゴデキ鬼上司は目ざとく見つけるのだ。
「他も頼んでいいよ」
「でも……」
「なに?」
躊躇う私に首を傾げてくる。
(このカフェのスイーツとかちょっとお値打ちだし……コーヒーだっていい値段なのになぁ)
贅沢。
まず頭にそれが落ちてきて、まして上司に奢ってもらうとなると余計気を遣ってしまう。それでも久世さんは私の言葉を待っているからうまい言い訳も見つけられず仕方なく正直に気持ちをこぼす。
「……贅沢だなって」
「15000円の辞典買えるヤツが言うセリフじゃない」
「それ言うのやめてもらっていいですかぁ!?」
思わず噛み付いたらまた吹き出される。
「いいから食いたもん頼みなよ。糖分補給っていう投資だよ」
「……」
「なにする?」
「…………じゃあお言葉に甘えて……ハミングバードケーキ」
伺うように伝えたらフッと笑われて久世さんにご馳走になった。
レジに並んでメニューを眺めつつショーケースもチラ見していたらそんな私をさすがシゴデキ鬼上司は目ざとく見つけるのだ。
「他も頼んでいいよ」
「でも……」
「なに?」
躊躇う私に首を傾げてくる。
(このカフェのスイーツとかちょっとお値打ちだし……コーヒーだっていい値段なのになぁ)
贅沢。
まず頭にそれが落ちてきて、まして上司に奢ってもらうとなると余計気を遣ってしまう。それでも久世さんは私の言葉を待っているからうまい言い訳も見つけられず仕方なく正直に気持ちをこぼす。
「……贅沢だなって」
「15000円の辞典買えるヤツが言うセリフじゃない」
「それ言うのやめてもらっていいですかぁ!?」
思わず噛み付いたらまた吹き出される。
「いいから食いたもん頼みなよ。糖分補給っていう投資だよ」
「……」
「なにする?」
「…………じゃあお言葉に甘えて……ハミングバードケーキ」
伺うように伝えたらフッと笑われて久世さんにご馳走になった。