エリート医務官は女騎士を徹底的に甘やかしたい
「こう言ってはなんですけど、ニーナさんは騎士としてはお強いですし立派かもしれませんけど、女性としての魅力が足りないでしょう。そんなニーナさんと婚約だなんて有り得ないと思うんです。絶対、何かありますよね?」

 うっ、やっぱりそう思うんだ?でも、はい、あります、なんて馬鹿正直に言えるわけがない。それに、レイムさんてばサラッと失礼なこと言ってない?

「……レイムさんてガイアのこと、その、好き、なんですか?」

 思わずそう聞くと、レイムさんはチラッと私を見てから腕を組み、足を組む。うわぁ、なんだろう、ただそれだけなのに、色気がすごい!

「それをあなたに言う必要が?とにかく、私はずっとガイアの側で仕事をご一緒してきました。そんな私より、あなたが選ばれたことがよくわからないんです」

 不服そうな顔でレイムさんは言った。その気持ちはわからなくはないけど、でもそれを私に言われたところで私がどうこうできるわけじゃないんだけどなぁ……。

「そう言われましても……」
「今からでも、辞退してくださいませんか?」
「辞退?」
「そう。あなただって、ガイアの隣にいるのが自分なのはおかしいって、心の底では思っているんじゃないですか?それに、他の人たちだってみんなそう思ってますよ。ガイアにあなたは不釣り合いだって」
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