幼なじみが連れてきた結婚相手がすごい俺様だった話
 
 

「ただいま帰りましたー」

 三日後。
 昼から仕事があると充悟言うので、朝のうちに晴乃たちは家に帰ってきていた。

「おかえりー」
と誰かが言う。

 見ると、相変わらず、短いパンツ姿の杏奈がソファで雑誌を眺めていた。

「……ただいま」

「おかえりなさい、おねえさま」

「……あれっ?
 えーと……?」

「朝ごはんは食べてきたの?」
と言いながら、平然と望都子が現れる。

「あの~、真実の愛はどちらに……?」

「愛ね。
 愛は、また何処か遠くへ行ってしまったわ」
と望都子は遥か彼方に視線をやった。

「……それ、またいつか帰ってくるんですかね?」

 ……お義母さま、実は、お母さまより気ままですね。
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