幼なじみが連れてきた結婚相手がすごい俺様だった話
 いやいやいやっ。
 なに言ってるんですか、と赤くなって後ずさったが、充悟は身を乗り出し、鍋越しにキスしてきた。

「……あっ、あの、火傷(やけど)しますよっ」

 まだ火のついている鍋を見ながら晴乃は心配する。

「だから、そういう理性を捨てろっ。
 っていうか、すでに俺はお前への愛で火傷しているっ」

 いやいやいやっ。
 なに上手いこと言ったっ! って顔してるんですかっ。

 あと、思い立ったら、突っ走るのやめてくださいっ、
と思っている間に、もう一度、口づけてくる。

 ……ほんとうに、危ない人だ、
と思いながらも、何故かあまり抵抗する気にはならなかった。


 


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