【ピュア青春BL】幼なじみの君と、ずっとミニトマトを育てたい。
と、そういうやりとりがあり、一緒に登校できることになった。朝はいつもぼやけていたけれど、律くんと一緒に学校に通えるようになってからは朝の世界が綺麗に見え、明るくなった。
教室に入るといつものように、クラスメイトたちは騒がしい。僕たちは自ら周りと戯れるタイプではないからクラスメイトたちに挨拶をされたら返し、静かに席に着いた。
今日は起きた時から、緊張していることがある。
それは、遠足の班決めのくじ引きだ。好きな人同士で固まればいいのにそうしないのは、話したことない人たちとも仲良くなるためだから、らしい。律くん以外は、誰が一緒になっても気を使って疲れてしまいそうだけど。
そしてとうとう、班を決める時間がきてしまった。
クラスは二十六人いるから、五~六人のグループを五つ作る。出席番号順にくじを引き、同じ色の人たちと同じ班に。僕は最後だから余りものだ。律くんと一緒になりますようにと、ずっと一回も途切れることなくくじ引きタイムの時は心の中で唱えていた。
そして、結果は――。
...
赤色の丸が描かれたくじを引いたのは、誰とでも仲良くなれるヤンキーっぽい袴田くん、静かだけど自己主張が強いタイプのメガネが似合う杉山くん、優しいけど怒ると怖い委員長の安倍くん、そして律くんだった。
いつも願いを唱えすぎても叶うことはあまりないのだけれど、その分、今まとめて運のようなものが放出されたのかな?とも思う。
律くんと同じ班になれたことが嬉しすぎて、声に出したかったけれど、ここは学校だ。静かに心の中でいっぱいバンザイをした。
教室に入るといつものように、クラスメイトたちは騒がしい。僕たちは自ら周りと戯れるタイプではないからクラスメイトたちに挨拶をされたら返し、静かに席に着いた。
今日は起きた時から、緊張していることがある。
それは、遠足の班決めのくじ引きだ。好きな人同士で固まればいいのにそうしないのは、話したことない人たちとも仲良くなるためだから、らしい。律くん以外は、誰が一緒になっても気を使って疲れてしまいそうだけど。
そしてとうとう、班を決める時間がきてしまった。
クラスは二十六人いるから、五~六人のグループを五つ作る。出席番号順にくじを引き、同じ色の人たちと同じ班に。僕は最後だから余りものだ。律くんと一緒になりますようにと、ずっと一回も途切れることなくくじ引きタイムの時は心の中で唱えていた。
そして、結果は――。
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赤色の丸が描かれたくじを引いたのは、誰とでも仲良くなれるヤンキーっぽい袴田くん、静かだけど自己主張が強いタイプのメガネが似合う杉山くん、優しいけど怒ると怖い委員長の安倍くん、そして律くんだった。
いつも願いを唱えすぎても叶うことはあまりないのだけれど、その分、今まとめて運のようなものが放出されたのかな?とも思う。
律くんと同じ班になれたことが嬉しすぎて、声に出したかったけれど、ここは学校だ。静かに心の中でいっぱいバンザイをした。