【番外編】イケメン警察官に2人ごと守られて。
夜。
お風呂上がり、美香奈はぞうさん毛布を膝にのせながら、ソファで涼介を待っていた。
涼介も髪を乾かしながら、リビングにやってくる。
パジャマ姿で、ふわっとした空気を纏った美香奈に、涼介はゆっくり歩み寄る。
そして、何も言わずに、隣に座った。
膝に広げられたぞうさん毛布に、2人ですっぽりと包み込まれる。
「……もう、泣くなよ」
ぽつりと呟きながら、涼介は美香奈の手を優しく握った。
美香奈は小さく笑って、ぎゅっと握り返す。
こんなふうに、ただ手をつないでいられるだけで、
過去の寂しさも、不安も、全部溶けていくようだった。
──今度こそ、大丈夫。
そう思えた夜だった。
お風呂上がり、美香奈はぞうさん毛布を膝にのせながら、ソファで涼介を待っていた。
涼介も髪を乾かしながら、リビングにやってくる。
パジャマ姿で、ふわっとした空気を纏った美香奈に、涼介はゆっくり歩み寄る。
そして、何も言わずに、隣に座った。
膝に広げられたぞうさん毛布に、2人ですっぽりと包み込まれる。
「……もう、泣くなよ」
ぽつりと呟きながら、涼介は美香奈の手を優しく握った。
美香奈は小さく笑って、ぎゅっと握り返す。
こんなふうに、ただ手をつないでいられるだけで、
過去の寂しさも、不安も、全部溶けていくようだった。
──今度こそ、大丈夫。
そう思えた夜だった。