【番外編】イケメン警察官に2人ごと守られて。
「ところでさ」
ふと、美咲がパソコンから目を離して、美香奈に話しかけた。
「最近、なんか嬉しそうだよね?」
からかうでもなく、本当にふんわりとした声で。
美香奈は一瞬、肩をびくっとさせた。
まさか……バレた?
いや、そんなはずはない。
まだ言ってない、言ってない。
「え? そ、そうかな?」
わざとらしく目を瞬かせながらごまかすと、美咲はにこにこと笑った。
「うん、なんか、表情が柔らかいっていうか……幸せオーラが出てる」
「美咲だって、なんか似たような顔してるよ?」
美香奈も思わず言い返す。
2人はまた顔を見合わせ、ふふっと小さく笑った。
お互いに、もう何となく勘づいている。
だけど、今はまだ、確かめない。
きっと、ちゃんと報告できる日が来るから。
「……まあ、いいことがあったんだよ」
「うん、私も……ちょっとね」
言葉を濁し合いながら、2人はそっと胸に手を当てた。
パソコンの画面には、日常の仕事がいつも通り流れていく。
だけど、心の中には、それぞれの小さな奇跡が、静かに芽生えていた。
ふと、美咲がパソコンから目を離して、美香奈に話しかけた。
「最近、なんか嬉しそうだよね?」
からかうでもなく、本当にふんわりとした声で。
美香奈は一瞬、肩をびくっとさせた。
まさか……バレた?
いや、そんなはずはない。
まだ言ってない、言ってない。
「え? そ、そうかな?」
わざとらしく目を瞬かせながらごまかすと、美咲はにこにこと笑った。
「うん、なんか、表情が柔らかいっていうか……幸せオーラが出てる」
「美咲だって、なんか似たような顔してるよ?」
美香奈も思わず言い返す。
2人はまた顔を見合わせ、ふふっと小さく笑った。
お互いに、もう何となく勘づいている。
だけど、今はまだ、確かめない。
きっと、ちゃんと報告できる日が来るから。
「……まあ、いいことがあったんだよ」
「うん、私も……ちょっとね」
言葉を濁し合いながら、2人はそっと胸に手を当てた。
パソコンの画面には、日常の仕事がいつも通り流れていく。
だけど、心の中には、それぞれの小さな奇跡が、静かに芽生えていた。