幼馴染に彼女ができたけどなんで私が嫉妬されてるの?
だけど…、沙菜の目の端から涙が溢れている事に気付いてしまった。
なんで泣くんだよ。
泣くほど嫌なのかよ。
キスへの集中が乱れた瞬間。
ドカッ!
「ってーー!!」
股間に激しい衝撃を受けた。
って、すっげー痛え!!
沙菜が蹴りいれやがったんだな!
飛び退いて悶絶していると、更に飛び蹴りをくらってしまった。
「いて!沙菜、やめろよ!」
痛くて立てず、口だけで制止したけど、
「どの口がそういうこと言うかー!」
顔を真っ赤にして泣きながら沙菜は怒り狂っていた。
こ、恐え…。
そうだった。沙菜は怒らせると超恐いんだよな…。
「帰れ!!!」
ものすごい怪力でオレを掴んで引きずり、あっという間に部屋から追い出されてしまった。
それにしても、まだ痛えよ。
「どうしたの?」
当然のことながら、沙菜の怒鳴り声が聞こえたんだろう。
沙菜の母ちゃんが心配そうに階段を上ってきた。
「いや、喧嘩です。お騒がせしました…」
未だ蹲りながらそう答えると、血相を変えて駆け寄ってきてくれた。
「だ、大丈夫!?蓮君?沙菜が暴れたの?」
「大丈夫です。すみません…」
だけど、悪いのはオレだ。
何となく沙菜の母ちゃんに後ろめたく、目を逸らして気合で立ち上がり、「お邪魔しました」と三波家を出た。
あーあ、何やってんのかな、オレ。
なんでキスなんかしちゃったかな。
盛りのついた犬か。
ありすとのセックスで、おかしくなったか?
沙菜の泣き顔が脳裏にこびりついていた。
オレはただ、今まで通り家族のような関係を続けたかっただけなのに。
だけど、家族はキスなんかしねぇよな。
それでもあのときの衝動は止められるものではなかったんだ。
オレは10代だし、人並みに女の子には興味がある。
エロ本だって、エロサイトだって見る。
だけど、今日沙菜に反応してしまった男の部分を嫌悪したくなった。
壊したのは自分か…。
激しい後悔が押し寄せた。
それ以来、沙菜はオレと口もきかなくなった。
自業自得だ。
わかっていても苦しかった。
学校に行けば友達だっているし、バイトもそれなりに楽しくやってるし、そもそも、元々沙菜とベッタリだったわけでもないし。
沙菜の視界からオレが消えたってだけで、そう毎日の生活に違いが生まれるわけじゃない。
それでも、苦しかったんだ。
なんで泣くんだよ。
泣くほど嫌なのかよ。
キスへの集中が乱れた瞬間。
ドカッ!
「ってーー!!」
股間に激しい衝撃を受けた。
って、すっげー痛え!!
沙菜が蹴りいれやがったんだな!
飛び退いて悶絶していると、更に飛び蹴りをくらってしまった。
「いて!沙菜、やめろよ!」
痛くて立てず、口だけで制止したけど、
「どの口がそういうこと言うかー!」
顔を真っ赤にして泣きながら沙菜は怒り狂っていた。
こ、恐え…。
そうだった。沙菜は怒らせると超恐いんだよな…。
「帰れ!!!」
ものすごい怪力でオレを掴んで引きずり、あっという間に部屋から追い出されてしまった。
それにしても、まだ痛えよ。
「どうしたの?」
当然のことながら、沙菜の怒鳴り声が聞こえたんだろう。
沙菜の母ちゃんが心配そうに階段を上ってきた。
「いや、喧嘩です。お騒がせしました…」
未だ蹲りながらそう答えると、血相を変えて駆け寄ってきてくれた。
「だ、大丈夫!?蓮君?沙菜が暴れたの?」
「大丈夫です。すみません…」
だけど、悪いのはオレだ。
何となく沙菜の母ちゃんに後ろめたく、目を逸らして気合で立ち上がり、「お邪魔しました」と三波家を出た。
あーあ、何やってんのかな、オレ。
なんでキスなんかしちゃったかな。
盛りのついた犬か。
ありすとのセックスで、おかしくなったか?
沙菜の泣き顔が脳裏にこびりついていた。
オレはただ、今まで通り家族のような関係を続けたかっただけなのに。
だけど、家族はキスなんかしねぇよな。
それでもあのときの衝動は止められるものではなかったんだ。
オレは10代だし、人並みに女の子には興味がある。
エロ本だって、エロサイトだって見る。
だけど、今日沙菜に反応してしまった男の部分を嫌悪したくなった。
壊したのは自分か…。
激しい後悔が押し寄せた。
それ以来、沙菜はオレと口もきかなくなった。
自業自得だ。
わかっていても苦しかった。
学校に行けば友達だっているし、バイトもそれなりに楽しくやってるし、そもそも、元々沙菜とベッタリだったわけでもないし。
沙菜の視界からオレが消えたってだけで、そう毎日の生活に違いが生まれるわけじゃない。
それでも、苦しかったんだ。