幼馴染に彼女ができたけどなんで私が嫉妬されてるの?
「やめろ」
振りほどこうとしたけど、ぎゅっと掴まれ、耳元でこう囁かれた。
「うちの家、夜遅くまでパパもママも仕事で帰ってこないんだぁ。
蓮君なら、いつでもうちに来てもらってOKなんだけど。場所の心配もいらないよ」
思わず歩みが止まってしまった。
この女、本気なのか?
「バイトって何時から?
うち、ここから歩いてすぐなんだ。ちょっと寄ってかない?」
なんだ、この展開。
オレは警戒した。それが顔に出ていたんだろう。
「別に、何か企んでるわけじゃないわよ。
純粋に蓮君がかっこいいから、1回でもエッチできたらいいな~なんて思っただけ。
なくてもいいから、ちょっとだけあがってって」
そして強引にオレの手を引いて、飯嶋は歩き出した。
振り払って走ればいいものを、オレは結局誘惑に負けてしまった。
この日、結局飯嶋の家でセックスした。
10代の性欲ってすげぇ。
好きでもない女でもやれるんだ。
ありすよりずっと積極的だった。
飯嶋は親が家にいないのを良いことに、もしかしたら相当遊んでるのかもしれない。
そう思うと少し安堵した。
親がいない家に勝手に上がりこみ、そこの娘さんとセックスするなんて、自分が最低の男になったような感覚だったからだ。