この好きが本当になるまで ~腐れ縁の友人と嘘の恋を始めたら~
検討会後、休憩スペースで一息つく明日香。まだまだこれからやることはあるが、今くらいは通過の余韻に浸ってもいいだろう。
甘いミルクティーに癒されながら、先ほどの喜びを噛みしめる。微笑みを浮かべ、嬉しさからほーっと息を吐き出していれば、唐突に背後から声をかけられた。
「如月、やったな!」
慶介が嬉しさを滲ませた表情をして、こちらに歩み寄ってくる。明日香も満面の笑みを浮かべて答えた。
「うん、やったね! 一発合格できて本当によかったよ。これも穂高がいてくれたおかげだね。製造面のこととかたくさんアドバイスくれたから、本当に助かった。ありがとう」
コストを抑える方法や、製造ラインに乗せやすくする方法など、慶介はこれまでの経験から得た知識を惜しみなく明日香に提供してくれた。
きっとそのアドバイスがなければ、こんなにも上手くはいかなかっただろう。一発合格を果たせたのは、間違いなく慶介の助力があったからだ。
「俺は大したことはしてない。如月の力だよ。頑張ったな」
慶介に労われて、胸がじわっと温かくなる。
「穂高……ありがとう」
「社長承認までは気が抜けないけど、とりあえず今日は通過祝いでもするか。仕事終わったら、杉崎に行こう。俺がなんでもおごってやる」
太っ腹なことを言う慶介に、明日香は少し意地悪な顔をして、冗談を口にする。
「そんなこと言っていいの? 高いものたくさん頼んじゃうかもよ?」
「いいよ。今日は特別だ」
明日香の軽口には乗ってこず、とても優しい笑みを浮かべて答えている。そんな反応をされては明日香も素直にならざるを得ない。
「ありがとう。嬉しい。楽しみにしとく」
慶介の表情はさらに優しくなる。彼の微笑みがあまりにも温かくて、明日香の胸は自然と高鳴る。
会社で変に意識するのはダメだと思うものの、二人きりになっているこの状況で気を引き締めるのは難しい。明日香の表情は無意識のうちに締まりなく緩んでいた。
甘いミルクティーに癒されながら、先ほどの喜びを噛みしめる。微笑みを浮かべ、嬉しさからほーっと息を吐き出していれば、唐突に背後から声をかけられた。
「如月、やったな!」
慶介が嬉しさを滲ませた表情をして、こちらに歩み寄ってくる。明日香も満面の笑みを浮かべて答えた。
「うん、やったね! 一発合格できて本当によかったよ。これも穂高がいてくれたおかげだね。製造面のこととかたくさんアドバイスくれたから、本当に助かった。ありがとう」
コストを抑える方法や、製造ラインに乗せやすくする方法など、慶介はこれまでの経験から得た知識を惜しみなく明日香に提供してくれた。
きっとそのアドバイスがなければ、こんなにも上手くはいかなかっただろう。一発合格を果たせたのは、間違いなく慶介の助力があったからだ。
「俺は大したことはしてない。如月の力だよ。頑張ったな」
慶介に労われて、胸がじわっと温かくなる。
「穂高……ありがとう」
「社長承認までは気が抜けないけど、とりあえず今日は通過祝いでもするか。仕事終わったら、杉崎に行こう。俺がなんでもおごってやる」
太っ腹なことを言う慶介に、明日香は少し意地悪な顔をして、冗談を口にする。
「そんなこと言っていいの? 高いものたくさん頼んじゃうかもよ?」
「いいよ。今日は特別だ」
明日香の軽口には乗ってこず、とても優しい笑みを浮かべて答えている。そんな反応をされては明日香も素直にならざるを得ない。
「ありがとう。嬉しい。楽しみにしとく」
慶介の表情はさらに優しくなる。彼の微笑みがあまりにも温かくて、明日香の胸は自然と高鳴る。
会社で変に意識するのはダメだと思うものの、二人きりになっているこの状況で気を引き締めるのは難しい。明日香の表情は無意識のうちに締まりなく緩んでいた。