極上御曹司からは逃れられない運命でした
節々に隠しきれないリッチ感はあるものの、成り上がりのようないやらしさはない。

全てがスマートだ。

生粋の、正真正銘の御曹司だ。
生まれた時から違う。

"俺なんてお前の前じゃただのガキと変わんねぇよ"

でもそう言って拗ねた司輝は大企業の社長ではなくて、普通の一人の男性にしか見えなかったのも事実。

"釣って終わりじゃない"

あれは私に何かを伝えようとしてくれていたのかな。

私が司輝の仕事を聞いて一線を引いたのも司輝は気づいていた。

顔に出したつもりはなかったのに。

司輝は本当に私の事を…?

でもよくよく考えたら、パパの件の時も司輝は直ぐに…

しかも一緒に着いてきてくれると言って。

そんな事、普通は出来ない。

いや、普通ってなに!

あの人の普通ってなに!?

司輝にとっては何でもない事だったとか?

あーちょっと隣町まで行こかー的な?
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