極上御曹司からは逃れられない運命でした
タオルドライをして司輝が戻るのを待つ間、改めて部屋をぐるっと見る。

モダンなデザインの内装と、洗練された上質な家具。

うちの製品は…

あ!

うっそ!

意外にも窓際に飾られていた植物のフラワーベースがうちのだった。

へぇ。

てことは、司輝も店舗に来たりするのかな。

那子さんも来てたしな。

「悪い、ドライヤー」

そんな事を思っていれば司輝がドライヤーを手に戻ってきた。

「ちょ、服着てよ!」

「無理。暑い」

御曹司も暑いとか感じるのか。

私が座るソファの隣に座ると何も言わずに私の髪を乾かし始めた。

なんか慣れてる。

「懐かしいわ」

「え?」

「いや、昔ガキの頃こうして那子の髪乾かしてやってたから」

あ、なるほど。
それでか。
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