極上御曹司からは逃れられない運命でした


「ちゃんとお兄ちゃんしてたんだね」

「まぁな。弟もいるし」

「そうなの? てっきり2人兄妹だと思ってた」

「間に一つ下の弟いるよ」

「へぇ。同じ会社?」

「ああ。アイツは副社長してる」

「そうなんだ。私一人っ子だから兄妹羨ましいな」

「那子は、兄貴ばっかで妹欲しいってずっと言ってた」

「あはは」

「親が困った顔してたよ。今なら分かるけどガキの頃は俺も弟も那子の味方して、親に文句言ってた」

なんかこうして昔の話を聞くと、司輝も普通の家で育ったみたいに聞こえる。

「お手伝いさんとかいた?」

「住み込みのメイドはいたけど、夜なんかは呼ばなきゃ部屋から来なかったな」

そういうもんなんだ。

「身体とか流してもらうのかと思ってた」

「殿様じゃねぇんだからよ。基本自分のことは自分でする」
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