極上御曹司からは逃れられない運命でした


「着替えとかは?」

「お前、西洋のドレスとか想像してる? コルセットとか」

「あはは! 何でわかったの?」

「映画の見過ぎ。はい、乾いたよ」

「ありがとう」

「綺麗な髪してる」

そう言って後ろから私をすっぽり囲うように抱きしめられる。

首元に顔をうずめられて、それだけで心臓が爆発しそうだ。

「同じ匂い」

息が僅かに首にかかってくすぐったい。

「ショートも似合ってた」

「そんな事思ってたの?」

「…ああ」

なんか変な間があったぞ。

「やっと…わかったから」

「何を?」

「あの頃既に…お前に惚れてたって」

え…

「一目惚れ…だったんだって」

嘘でしょ…
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