極上御曹司からは逃れられない運命でした
「あの半目くらいがちょうどいい」
「ちょっと! 本当やめてよね! まだあれなの?」
「ああ。ほら」
そう言って携帯を見せられると本当に私の半目の写真のままだった。
「ちょっとー。誰かに見られないわけ?」
「ああ。秘書に見られたわ」
「もう!」
「ちなみに秘書は、那子の旦那な」
「そうだったの!?」
そんな会話をしながら着いたのは高級ホテル。
車を預けてエスコートされるがままにエントランスを潜りレストランへ連れて行かれる。
「ちょっと緊張しちゃう」
ヒソっと司輝に話しかけると一瞬私を見下ろしクスッと微笑む。
大人の余裕が桁違いだ。
「大丈夫。誰が見ても淑女にしか見えない」