極上御曹司からは逃れられない運命でした
その瞬間グイっと顔を持ち上げられ、噛み付くようなキスが私の唇に落とされた。

「んっ…息がっ…」

出来ないっ…

でもやめないで欲しい。

私も応えるように司輝の首の後ろに手を回しキスを交わす。

もうこのままぐちゃぐちゃになりたい…

そして唇が痺れそうになった頃、ようやく名残惜しそうに唇が離れ見つめ合う。

「もう…釣れちゃってたね…へへ」

すると司輝は目を大きく開ける。

そしてまたギラっと瞳を光らせ私を見下ろす。

「ああ。なら美味しく食べないとな」

まるでご馳走を目の前にしたみたいに妖しく微笑む司輝。

私の頬を撫で情欲的な視線を向ける。

「ったくびびらせんなよ」

そう言って引き寄せられギュッと抱きしめられた。
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