極上御曹司からは逃れられない運命でした
一日中ほとんどをベッドで過ごし、さすがに凛花はぐったりしている。
「この化け物め」
「クハハハっ。凛花にしかこんな事ならない」
「絶対うそ」
「いや本当。せいぜい絞り出してもスパン挟んで2回だな」
ジトっとした目で見られる。
信じてないな。
「私が一番?」
何それ。
めちゃくちゃ可愛い事聞くじゃないか。
「お前以上の女なんていない」
そう言えば凛花はバフっとうつ伏せになったまま枕に顔をうずめてバタバタと脚をバタつかせる。
なんか暴れてる。
んで次は?
「好き」
俺を見たかと思えばそんな事を言う。
俺を殺す気か?
もう俺が暴れたいわ。
そんなこんなで結局最後は我慢する羽目になって渋々送り届ける事に。