極上御曹司からは逃れられない運命でした
そして近くにとってくれたこれまたリッチなホテルにチェックインした。

ここでも窓からはミルキーブルーの湖と澄み切った青空が綺麗に見えて、感動する。

窓際に立ち外を一望していると後ろから抱きしめられた。

「凛花」

耳元で低い声が聞こえてくすぐったい。

「ふふふ、なに?」

「俺、来月フランスに行く」

ガンと鈍器で殴られた感覚におちいる。

嘘…

やっぱりそうだったんだ…

行く…
"行こう"じゃなくて"行く"。

と言う事は、私の事は確実に置いて行くという事。

身体が小刻みに震える。

「凛花…?」

この旅行は最後の旅行って事?

「ひどい男…」

こんな所まで連れて来ておいて。

天から突き落とすみたいに。

「私見たわよ。何でフランス行きが決まってるのに私と付き合ったの!」

私はついに爆発してしまう。

司輝は驚いた顔をして止まっている。

「一体どういつもりで…。私を弄んで楽しかった!?」

私は司輝を睨みつける。
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