極上御曹司からは逃れられない運命でした
そしてその後何とか私は司輝から離れてまた星空を見る。

この広い地球で、大好きな彼と一緒に同じ時を過ごし、同じ物を見て、もう奇跡としか思えない。

「凛花、ちょっとこっち来て」

しばらくして司輝はそう言って人があまりいないあの小さな教会の方へと私の手を引いて連れて行く。

「足元、気を付けろよ」

「うん」

そして誰もいない教会の裏側で司輝は急にひざまずいた。

「I love you from the bottom of my heart.」(心の底から君を愛している)

そう言って四角い箱をパカっと開ける。

「Please marry me.」(結婚してください)

そこには星空の光が反射してキラキラと輝きを放つダイヤの指輪。

「嘘っ…」

その瞬間私の目からはブアッと涙が溢れ出した。

「嘘なんかじゃない。俺はいつだって本当の事しか言わない」

そんな事を言われたら答えは決まってる。
だってあなた以上の人なんていないもの。

「There is no way to say no」(断るなんてありえない)

私は手袋を外して左手を差し出す。

「I'll marry you.」(あなたと結婚します)
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