極上御曹司からは逃れられない運命でした
そして二日目。
いよいよ夜にプロポーズだ。

テカポ湖に着くやいなや、星空好きの凛花は直ぐに気がついた。

レストランで凛花の好きなサーモンを食わせてホテルに入る。

そうだ、来月のフランス出張の件を今のうちに話しておこう。
二週間不在にすると。

外の景色を見る凛花を後ろから抱きしめる。

二週間すら離れたくないわ。

「俺、来月フランスに行く」

そう言うと凛花の身体が小刻みに震え始めた。

「凛花…?」

どうしたんだ?

「ひどい男…私見たわよ。何でフランス行きが決まってるのに私と付き合ったの!」

そう言って凛花は急に怒りだした。

さっぱり意味がわからなくてつい静止したまま動けなくなってしまう。

「一体どういつもりで…。私を弄んで楽しかった!?」

凛花はたたみかけるように怒りを露わにする。

弄ぶ?
一体何の話をしてるんだ?

いやフランスは決まってはいたけど二週間の出張だぞ。
見たって何を?
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