極上御曹司からは逃れられない運命でした
そしてなんとか二週間のフランス出張を終えて帰国する。

だめだ。
凛花が足りない。

俺は空港からその足で凛花の住むマンションへと向かった。

ん?

何やらマンションの前でカップルが…

って凛花じゃねぇか!

何やってんだ?

ていうか誰だあいつ。

俺はすぐさま車を止めると二人の元へと向かう。

「凛花」

俺の声に反応して凛花が振り向いた。

「司輝!」

そして凛花を背中に隠して、男の前に立つ。

「どうかしましたか?」

ここはひとまず冷静に。

「あんた誰」

「私は彼女の婚約者だ」

この男、敵意剥き出しだな。

「婚約者? 凛花ちゃん、本当?」

そう言ってその男は凛花を見る。

「真(しん)ちゃん、だから本当だって言ったでしょ?」

真ちゃん?
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