極上御曹司からは逃れられない運命でした
「失礼ですが貴方は?」

「ああ、俺? 俺は凛花ちゃんとフェニックスで深ぁい仲だった真太郎(しんたろう)」

深ぁいにだいぶアクセントが付いてたぞ。

「真ちゃんやめてってば! とにかく今日は帰って?」

今日は?

「凛花ちゃん頼むよー。泊めて? 俺行くとこないんだって」

は?

「他を当たるか、ホテルを使えば良いのでは?」

「ったく。分かったよ。それじゃな、凛花ちゃん」

そう言って真太郎という男は立ち去った。

「ご、ごめんね? お帰りなさい」

すると凛花が笑顔を向ける。

「ただいま」

一瞬で機嫌が治る俺。

引き寄せ抱きしめると、凛花の頭頂部にキスを落とす。

鼻を掠めるシャンプーの香り。

「シャワー浴びたのか?」

「うん。中に入る?」

「それじゃお邪魔しようかな」

そして部屋に入って直ぐに凛花をまた抱きしめる。
< 200 / 303 >

この作品をシェア

pagetop