極上御曹司からは逃れられない運命でした
「なぁ、いつまで茶番に付き合わせるつもりだ」

俺はいい加減黙ってられず二人に言う。

急にそんな事を言い出した俺に凛花は驚いた顔をする。

「もう十分だろ」

そう言えば二人は顔を見合わせる。

「ほら! だから言ったじゃない! こんな事しても良い事ないわよって!」

お袋がまた親父にヒソヒソと話し、多分太ももをつねった。

「い、いててて! 歩美だってノリノリだっただろ! ちょっと気難しそうなセレブみたいなのやってみたいって!」

おいおい。
なんだよそれ。

それにさっきからずっと丸聞こえだ。

そんな俺たちを見て二人は笑って誤魔化す。

「はははは。いやいや悪かった。ほら、司輝もそんな顔するんじゃない。ちょっとイタズラしただけじゃないか! なぁ?」

そう言ってお袋としくじったような顔をする。
俺はそんな二人をジーッと見る。
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