極上御曹司からは逃れられない運命でした
「り、凛花さん、本当にすまんね。いやしかし凛花さんには驚いたよ。司輝は優しいかい?」
親父はそんな俺を見ないフリして普段通りに話し始めた。
「司輝に振り回されてない? 女は男を振り回してなんぼよ?」
お袋まで何を言い出すんだ。
「あ、はい! とても良くしていただいてます。え?」
凛花はまだ良くわかっていないようだ。
「そうか。なら良かった。凛花さん司輝を頼むよ」
親父が凛花に笑顔を見せる。
「私からも。嬉しいわ。那子と里翔からも聞いていたけど、想像以上にお綺麗なんだもの! 所作もエレガントで英語まで堪能だなんて」
「本当にな。司輝には勿体ないんじゃないか?」
それは俺だって思ってるよ。
「そ、そんな!? 司輝さんこそ私には勿体ないくらいの男性です!」
凛花…
嬉しい事を言ってくれる。
なんだか親の前ともあって小っ恥ずかしくなる。