極上御曹司からは逃れられない運命でした
「あら、司輝。顔が赤いんじゃなぁい?」

お袋が俺を見て冷やかしてくる。

「クククっ、本当だ。こんな司輝見た事ないぞ」

本当に勘弁してくれ。

凛花をチラッと見れば、一緒になってニヤニヤしている。

はい。
もうこれお仕置きです。

「それじゃ、そういう事だから。帰るな」

俺はスッと立ち上がる。

「え!? もう帰っちゃうの? 食事くらいしていけば良いじゃない」

お袋がそんな事を言いだす。

「それはまた今度。行こう、凛花」

「え? 私もっといたい」

凛花ちゃんよぉ。
そういう事言うなよ。

「そうよね!? 全然話し足りないわよね? ほらー。司輝、いいから座りなさいよ」

お袋は凛花に話しかけてから俺を見上げる。

「そうだぞ司輝。もっとゆっくりしていけ」

親父も一緒になってそんな事を言いだした。
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