極上御曹司からは逃れられない運命でした
俺は渋々また椅子に座る。

「ねぇねぇ凛花ちゃん…」

それを見ると早速お袋が凛花に話しかけて、みるみるうちに盛り上がっていく二人。

親父もそんな二人を見てにこやかに紅茶を飲む。

はぁ。
仕方ないか。

結局俺は凛花には逆らえない。

二人の弾む会話を親父と聞きながら俺も紅茶を飲む。

その後、板前を呼んで寿司が振舞われた。

「凄いです! お家でこんな!」

「ふふふ、司輝にお願いすればいつでも呼んでくれるわよ」

「ええ!?」

「だってもう一緒に住むんでしょう?」

「そうだよ凛花ちゃん。司輝にうんと甘えたらいいんだよ」

親父が凛花ちゃんと呼ぶのはかなり勘に触るが、親父の言う通りだ。

「凛花はもっと甘えていい」

俺もそう言えば、凛花は少しだけ目に涙を浮かべる。

「ありがとう。むしろ私が板前になろうかな」

へ?
何でそうなる?

そういう流れだったか?
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