極上御曹司からは逃れられない運命でした
「いつもはそんな感じなんだね?」

親父が笑う。

「あ…あの…、あははは」

凛花は照れくさそうに笑う。

「凄く良い! 二人とも自然体で。夫婦はそうでなくっちゃ!」

夫婦か…
いい響きだ。

そして寿司もたらふく食べて、お袋が幼い頃のアルバムやビデオなんか見せ始める。

「うわ! 司輝可愛いっ! アイスが落ちちゃったんだ!」

最悪だ。
覚えてないが写真からして、ガキの頃にアイスを地面に落として食べられなくなって大泣きしている写真を見られる。

「那子さんの事おんぶしてるー。お兄ちゃんだ」

俺の写真を見て嬉しそうに笑ってる凛花が可愛い。

「あははは! 逆走! でも足早い!」

今度は幼稚園の運動会のリレーのビデオをみて大爆笑だ。

いつの間にかうちの親の前でも、もう普段のような凛花になっている。

「中学生!? いきなり大人っぽくなってる!」

その頃は一年で175はあったしな。
でもひょろひょろだ。
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