極上御曹司からは逃れられない運命でした


「今日は頼むな」

「ああ。凛花ちゃん、緊張してないか? 大丈夫だから楽しんでな」

里翔さんが笑顔を向ける。

「ありがとうございます。大丈夫です、たぶん。よろしくお願いします」

そう返せばまた笑顔が返された。

「凛花ちゃん。やっぱり誰よりも綺麗よ! 皆んな見てる!」

「いやそれは司輝が隣にいるから…」

「兄貴だけじゃここまで注目されないよ」

そうなの?
そっと司輝を見上げればコクっと頷かれる。

なるほど。

これはますます変な事出来ないな。

「凛花、大丈夫。俺がいる」

「うん」

頼りになるなぁ本当に。

「俺も彼女欲しくなってきた」

里翔さんがそんな事を言い出す。

里翔さんも司輝の弟だけあって物凄いイケメンだ。
彼女の一人や二人いるんだと思ってたけどどうやらいなかったらしい。

「身辺整理が先だ」

「…だな」

なんか訳ありそう。
あまり聞かないようにしておこう。
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