極上御曹司からは逃れられない運命でした
ギューっと抱きしめ合う。

「俺も正直嫌だった…」

「え…?」

「羽山真太郎」

そっか。
私ちゃんと司輝に真ちゃんの事話してなかった。

「彼ね、フェニックスでルームシェアをしてた友達のバイト先の友達なの。ただそれだけ」

「深い仲だとか言ってのは俺を挑発する為だったのか…」

司輝は自分の髪を掴む。

「なんとも思ってなかったから全く気にも止めてなかった。私の二歳下だよ」

「ああ、若いなとは思ったよ。だからまぁ…余計にな…」

「え?」

「俺はお前より六歳も歳上だし」

「真ちゃんはただの…」

「その呼び方も…いや、何でもない」

そう言って司輝は私から離れようとする。

「待って! 言ってちゃんと!」

司輝はため息をつく。

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