極上御曹司からは逃れられない運命でした
「…なんか仲良さそうだろ。あだ名で呼んだりして。こんなお前より六歳も上で三十の男が、二十二の男の呼び方くらいで嫉妬して格好悪い」

「あんなに余裕そうにしてたのに!?」

「余裕なんてねぇよ…」

コツンと力なく私の肩にオデコを乗せる司輝。

いつも大人の余裕のある司輝が…

私はそんな司輝を抱きしめて頭を撫でる。
いつも司輝が私にしてくれるみたいに。

「お前の事になると俺はいつもこうだ…」

「司輝…」

「どれだけ惚れてると思ってんだ」

そんなにも…

私は司輝を起こして顔を両手で挟みそっとキスをした。

「私もだよ、私も些細なことで嫉妬しちゃう。今日だって皆んなが司輝を見ててそれだけで落ち着かなかった。藍さんに触られたのも…」

「凛花…。俺にはお前だけだよ。他の女なんて目にも入らない」

「うん。私も、私には司輝だけ」
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