極上御曹司からは逃れられない運命でした
ジーっと司輝を見る。

「完全に忘れてた」

「どうすんのよ! 恥ずかしくて出れないよ!」

さすがに顔を合わせるのは気まずい。

「すぐ終わるって言ってたから、ここで待つか」

本当に…

もうなんか笑っちゃうんだけど。

「どうせだし、もっかい入る?」

「ふふ、そうしよっか!」

そしてせっかく拭いたのにまたお風呂に入る私たち。

「ハウスキーパーさん外人?」

「らしいな。俺も知らなかった」

「会った事ないの?」

「ない。お前もないだろ?」

確かにここに住んでて私も会った事ないな。
むしろ付き合ってる時も。

「ない。すごいよね。いつもいつの間にか綺麗になってるよね本当に」

「留守中のみでって事になってるから、うまく調整してたんだけど、今日は完全に俺のミス」

「ふふふ、司輝もミスとかするんだね」

「そりゃするよ」

「人間だもの?」

「クククっ、そ、人間だもの」

そう言って首に噛みつかれる。
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