極上御曹司からは逃れられない運命でした
そしてそのまま流れでキスをし始める。

胸を揉まれ、身体を這う手が熱い。

「司輝っ…」

だめだよ今は。

「ちょっとだけ」

そう言ってお腹の中に指が入る。

「はぁっ…」

バスルームに響く私の吐息。

「シー」

司輝はそう言ってキスで口を塞いだ。

でもどうしても…

「社長サーん! お待たせネー! オワりましたよー! 今日は帰りマスねー! 奥さんと仲良くネー!」

その時廊下から声がかかりハッと唇を離し口を手で押さえる。

「ありがとうございました」

司輝がおばちゃんに返事をする。

そして耳を澄ませて玄関の音が聞こえ、ようやく息ができるようになった。

「もう!」

「ククククッ、どうする? 続きする?」

「しません!」

それからバスローブを羽織ってリビングに戻ると、ソファはいつも通り綺麗さっぱりに掃除されていた。

二人で寝室も覗くと、跡形もなく綺麗に片付いていた。

なんだか申し訳ねぇ…

司輝と顔を合わせて苦笑い。
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