極上御曹司からは逃れられない運命でした
てっきりもうくっついたのかと思って何も聞かなかったが、まさかまだ里翔はもたもたしてたらしい。

「お前もこうなるまでだいぶ訳わかんないことしてただろ」

彰に笑われる。

「おい」

「まず最初に抱いちゃってたしな? クハハハっ!」

二人して俺を笑う。

そうだったな。
何度も逃げられそうになった。

「藍、何か変わったか?」

「あの日俺、叱ったから」

へぇ。
こいつが藍を。

それで今日謝りに来たのか。

「藍、驚いてたよ」

だろうな。
里翔は藍に優しいし。

「そうか」

「熱い。そろそろ上がろうぜ」

彰が言い出し三人で風呂から出た。

そしてリビングに戻るとなんと二人はシャンパンを一人一本ずつ空けていて、ソファに仲良く肩を並べて眠っていた。

里翔と彰と顔を合わせる。

「里翔お前、藍連れて行け」

「…ああ」

俺は凛花をそっと抱き上げる。

「んじゃお休み。邪魔すんなよ」

「はははっ、しねぇよ」

彰に笑われる。
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