極上御曹司からは逃れられない運命でした
このまま襲っちまいそ。

こちとら準備はもう出来てんだ。

「お前声我慢できる?」

「わかんない」

「しちゃう?」

昨日さっぱりキスもハグも出来なくて、なんなら二人で風呂も入りたかった俺は凛花を誘ってしまう。

というか二人でここで過ごしたくて、わざわざ休みを合わせて連れて来ようと思ってたのに、皆んな来ちまって悶々としていた。

「今日くらい我慢して」

なのにキッパリバッサリ。

はぁ。
俺だけかよ。 

もうこれは無になるしかない。

俺は返事もせずに目を閉じた。

すると少しして凛花がまたチュっとキスをして来る。

「怒った?」

「怒ってない」

目を閉じたまま返事をする俺。

凛花の返事が無いな。

すると徐ろに俺のソレに手を伸ばす凛花。

「ちょ、おい。やめろ」

凛花は無視だ。

水音が布団の中でこだまする。

「凛花…、違うって、ほっといていいから本当に」

俺は腰を引く。
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