極上御曹司からは逃れられない運命でした
「日本に戻ったら籍を入れないか」

ベッドで寄り添う中俺は考えていた事を言う。

「え?」

「ちゃんと、夫婦になりたい」

今回凛花を見失って、何かあったとしても婚約者としては出来ることが限られてると感じた。

本当は結婚式を挙げた翌日に提出する予定でいたが、その日まで待つ意味はあるのかと思った。

「うん。私も。へへ、嬉しい」

可愛い奴だ。

「ありとあらゆるものから凛花を守りたい」

「司輝…」

凛花は俺を見上げ綺麗な瞳に涙を浮かべる。

「俺の覚悟をなめんなよ」

「ふふふ。私、どうなっちゃうの?」

「お前はこれまで通り好きにすれば良いだけ」

「私も司輝を幸せにする。やり方はわかんないけど」

凛花は俺の上に跨り見下ろす。

今日も絶景。

俺は幸せ者だ。

こんなにも俺の愛に応えてくれようとしてくれる人を嫁に貰えるんだから。

いつも良い刺激をくれて、新しい風を吹かせてくれる。

今回のイベントだってなんだかんだ言って楽しかった。
先日のスノーモービルだって。

凛花は一緒に楽しんでくれる。

「一緒に幸せになるぞ」

「うん。私について来て!」

「クハハハっ」

本当そういうとこな。

「ああ。頼むよ」

そう言って凛花の首の後ろに手を回し引き寄せて、この愛を伝えるように、お互いの愛を伝え合うようにキスを交わした。





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