極上御曹司からは逃れられない運命でした
「分かったから。ほら、目立つからやめろ」

そう言って彼の手が私の肩に触れ身体を起こされてしまった。

彼が触れた場所が熱い。

んぐ!?

そしてとにかくイケメン過ぎる。

昔よりも更にだ。

でもこの人はもう那子さんと結婚したんだから余計な事は考えるな!

「髪も伸びてるし、雰囲気も変わってて分からなかった」

「奥様の那子さんは直ぐに気づいてくれましたよ」

何を言い返してんだ私は!

すると司輝さんはまた目を大きく開ける。

「フッは。あっそう…。那子に会ったのか?」

「はい。つい先日偶然お会いして…」

「あいつは変人だから」

そう言って僅かに笑うその顔は慈愛に満ちていた。

「んで、結婚したって?」

「はい。おめでとうございます」

「本当にそう思ってるのか?」

へ?
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